閑話 これまでの登場人物4

■男:沢田さわだ虎太郎こたろう

大柄で力が強く喧嘩好きな高校生三年生。

人にはぶっきらぼうだが心根は真っすぐで妹思いの優しい面もある。

パンデミック発生時は妹の鈴花すずかが風邪を引いて小学校を休んだ為その看病で家におり、その後物資が無くなって妹が衰弱して死にそうなところを冴賢に救助された。

集落では自分の役割として壁外でゾンビと戦う救助隊を選び、サイコ武器(サイコスレッジハンマー)を与えられてからは天下無双の働きを見せる。

冴賢にすごく感謝しているが表立っては言えないので、実は尊敬と感謝の念を込めて冴賢を大将と呼んでいる。


■女:細井ほそい悠里ゆうり

弓道が得意な生徒会長も務める高校生三年生。

生き残っていた高校で生徒会長として先生達亡き後の舵を握っていたが、運動部系の生徒と対立した結果、ゾンビに囲まれてしまったところを冴賢と虎太郎に助けられた。

感染した川上京子先生を助けてくれた冴賢にすごく感謝しており、真面目な性格で集落に貢献するためにも覚悟を決めて救助隊に入り、サイコ武器(サイコボウ)を使って無限の矢で遠距離からサポート出来る様になった。

自分は名前で呼んで貰ったが冴賢の事は畏敬の念を込めて隊長と呼ぶ。


■女:川上かわかみ京子きょうこ

細井悠里の高校で唯一生き残っていた20代の若い養護教諭。

生徒会派で感染した生徒からの二次感染で生死の境を彷徨っていたが、冴賢の治癒能力で助けられた。

ホワイトフォートでは治療院を営み貢献している。


■女:平坂ひらさか綾音あやね

平坂心刀流剣術の道場を代々営む家系に育った高校生三年生。

剣術に天賦の才があり女武蔵おんなむさしとの異名いみょうで呼ばれている程の腕前。

噂される楽園を目指して旅をしていたが、最後に生き残った家族と共にならず者の集団に襲われている窮地を冴賢率いる救助隊に助けられた。

律儀な性格で冴賢に恩義を感じて危険な救助隊に参加する。

サイコ武器(サイコブレード(刀))を使い飛ぶ斬撃を放つことも出来る。


■女:平坂ひらさかあかね

平坂心刀流剣術の道場を代々営む家系に育った高校生一年生。

姉の綾音に剣術では敵わない事を悟り薙刀の道に進むが腕前はかなりの物。

勝ち気な性格だが姉と同じ様に冴賢に恩を感じて危険な救助隊に参加する。

サイコ武器(サイコブレード(薙刀))を使うが、姉の綾音の様に斬撃を飛ばす事はまだ出来ない。


■男:平坂ひらさか真九郎しんくろう

平坂心刀流剣術の道場を代々営む家系に育った中学一年生。

楽園に向かう途中で倒れた父親を尊敬しており、形見の刀を傍らにいつか平坂心刀流剣術道場を再興する事を目指して修行している。


■女:平坂ひらさか絹江きぬえ

綾音、茜、真九郎の母。

ならず者の集団に襲われている時は子供が殺されたら自刃しようとしていた。

書道、華道に通じており、ホワイトフォートに来てからは教室を開いていた。


■男:栗山くりやま茂樹しげき

ホワイトフォートに自衛隊と共に視察に訪れた30代の日本政府の高官。

二度目に来た時は防衛副大臣と共に訪れた。

冴賢の力の片鱗に触れているため日本政府側に取り込みたいと思っている。

常識的な人物だが日本政府の立場もあるので最終的には冴賢達と対立した。


■女:大河内おおこうち理沙りさ

ホワイトフォートに自衛隊と共に視察に訪れた20代の日本政府の高官。

最初はマシンガントークで色々な事を要求していたが、ホワイトフォート内の店の品揃え等を見て驚き、トーンダウンしていった。


■男:坂部さかべ正蔵しょうぞう

ホワイトフォートに大勢の避難民を引き連れてやってきた人達の代表。

副代表の奥田と共に壁の内側にあるという楽園を目指してやってきた。

ホワイトフォート代表だった荒井家側に、正式ではなく臨時で緊急避難的に受け入れてもらったが、数々の問題を起こして店舗には出入り禁止となる。

息子の将司しょうじは若者四人と、手伝いに来た女子高生達に暴行しようとして平坂姉妹に撃退されて怪我の回復後の追放を宣言されてしまうが、ホワイトフォートにやってきた日本政府と共謀して実権握ると、逆に新井家を追放した。


■男:高坂こうさか次郎じろう

日本政府の防衛副大臣。

栗山くりやま大河内おおこうち両名からの報告を元に、壁に囲まれた領域を政府の施設として接収するか、協力をさせるために集落に訪れた。

当初は自衛隊および民兵を要所に展開し、武力を見せる事により平和的に事を進めようとしていたが、暴走した民兵が冴賢に撃退された事により行動を制限されてしまう。

その後、リーダーの荒井家と敵対する勢力である坂部避難民グループに協力し、選挙を利用した民主的な乗っ取りを企み、成功した。


■女:佐々木ささき智代ともよ

ホワイトフォートにやって来た20代の女性自衛官。

以前、真理のいた避難所に武装グループの警告と警戒にやってきた自衛官で、その際に負った怪我を冴賢に治療してもらった。

冴賢の力を知っているため、逆制圧の際には敵対しようとしなかった。

新井家が追放されるという情報を掴むと生き残る為に新井家に接触を図り、武器指南の必要性を訴え、同僚の一条浩人いちじょうひろとと共に同行を認めてもらった。


■神器アイジス

神によって創造され、冴賢に与えられていた知能を持った時空間を操る神器。

冴賢はずっとただのアイテムボックスだと思っていたが、アイテムボックス内の在庫数が増えた事に気づいた冴賢が白蛇さんに教えてもらい、後に会話してアイジスという名前を与えた。

サーチも神器の能力であり、世界記憶アカシックレコードのデータベースへアクセスして特定のターゲットの位置や状態を調べる事も出来る。

冴賢の超能力を代行制御する事により、サイコバレットの細かい軌道調整や多数に向けての精神感応テレパシー投射など、人間には容易でない事を可能とする。

冴賢の念力サイコキネシスで余剰した分を消費して在庫を増やしたり、ほぼ無尽蔵に格納している資材を組み合わせて物質創造や改変を行なう事が出来る。

ずっと陰ながら主である冴賢を裏でサポートしていたが、その存在が認知されてからは、アイジスの方から積極的に主(マスター)である冴賢に通知や補助の確認などのアクションを行うようになった。

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