「👶何ヶ月?」 聞かれて思わず サバを読む

「👶何ヶ月?」 聞かれて思わず サバを読む


 赤ちゃんあるある……じゃないかもしれませんが(^_^;)


 歩くのも話すのも、周囲より遅かった息子。

 健診で問診票に書かれた「未発語、未歩行」の文字。親戚から言われる「まだ歩かないの?」の言葉。

 赤ちゃん連れが集まる場所に出かける度、勝手にいたたまれなかった。どの子も動き回っているのに、息子は私の膝から動かない。


 「今、何カ月ですか?」


 聞かれて、思わずサバを読んでしまったことがあります。自分の年齢じゃなくて、赤ん坊の月齢でサバを読むなんて(^-^;

 

 今では「黙っときな!」と言いたくなるほどおしゃべりな息子。足は遅いけど、自分で歩けてるから問題なし。字も汚いし忘れ物も多いけど、私だってそうだもんなぁ。最終的には、生きてりゃオッケー!

 今ではすっかり開き直った私。それでも、あの頃のことを考えると、なんだか切なくて。


 エピソードタイトルには載せないんですけど、あの頃の私が詠んだもう一句。


 うちの子は じっくりさんです 見守って


 「ゆっくり」だと思うと焦ってしまうから、「じっくり」だと思うことにした。

 あなたのペースで、じっくりやりなさい。お母さん、付き合うから。いつまででも。


 いろいろあったけど、あの頃感じたこと、考えたことが、私の子育ての基盤のような気がします。

 

 

 

 

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