第30話 たまにはエロ回だってあってもいいじゃない


 て~~~~~~んご~~~~くだ~~~~~~っ!

 

 こんな姿はさすがに配信できない。

 ので、カメラは和彦たちに向けて固定してある。

 ご先祖様の方の配信カメラも同じようにしてある。

 そんな状態で、俺がどうしていたか、というと。

 最初のゾンビ二千体が落ちてきた瞬間、俺のマPは二十四万消費された。

 その直後、桜子が俺に背中を向けて、


「はい、いいよ」


 桜子は魔術師のローブを着ている。

 女性用のそれは、わきの下に和服の八ツ口みたいに隙間があって、そこから手を入れられるのだ。


「あ~~~~~あか~~~~ん……わがかわいい子孫が、大人になってしまう~~~~」


 困り顔のご先祖様の声が聞こえるが、もはや俺の耳には入ってこない。

 俺はその隙間にそおっと手を差し入れる。

 桜子のうなじが真っ赤にそまっている。


「あ、あの、ブラジャーの下から、直で触っても……ぃぃょ……」


 そ、そうおっしゃるというならば、で、では……。

 ちっちゃいころから知っている幼馴染。

 俺のたった一人の友達。

 いつだって俺の味方でいてくれた桜子。

 俺は手の平を、その大親友で幼馴染の女の子の、Iカップ(Kはサバ読み)のおっぱいに押し当てた。

 あ、あ~~~~~!

 たっぷんたっぷん。

 たっぷんたっぷん。

 たっぷんたっぷん。

 手が、手の平が、と、とろけるぅぅ~~~!

 ついでに脳細胞もとろけてゆく~~~~!

 やーーーーーらかい!

 あっっっっっったかい!

 桜子は身を固く縮めているのに、おっっぱいはやらかいのですよみなさん!

 んでもって、その先っぽの、クリクリしたところだけがだんだんと固くつとがってきて……!

 と、そこに、


「ちゃんと、私を生き返らせてよね……?」


 といって、ほのかさんが桜子のおっぱいを揉みまくっている俺に顔をよせ、――ぱくっと、俺の耳たぶを甘噛みした。

 そしてそのまま、れろれろっとなめあげる。

 俺の背すじに快感の震えが走る。

 そのままほのかさんは、


「絶対に生き返らせてよ……そしたら、もっと……したげるから……」


 といって、俺の耳を丁寧になめ始めた。

 全国の男子高校生が何万人いるかしらんが、その中で同級生の幼馴染のおっぱいを直揉みしながらもう一人の同級生の女の子に耳舐めしてもらったひと、おるー?

 俺の脳内ではもう、快楽ホルモンと幸福ホルモンがどばどばどばどば出て、

 あああ~~~~~~。


「す、ステータスオープン……」



名前 しんたろう


職業 ダンジョンマスタ―


性格 善(堕落だらく)   


レベル Lv42


HP 787     MP 0     


マP 682,000(毎秒1000増加中)


攻撃力 2280     防御力 212


知力 -12     体力 2320


魔法攻撃力 32     魔法防御力 68


すばやさ 33     うんのよさ 100


特殊能力 ネクロマンシー

     テクニシャン



「これ、無限にゾンビを呼び出せるな……70億体くらいいけそう」

「うう~~あのかわいい慎太郎がエロ男になってしまった……」


 ご先祖さま、ごめんなさい。

 でも男の子ってのは、いつかは『男』になるんです……。


「いや、あかんやろ……あたしは親御さんからこどもを預かっている保護者として、あとで魔法アイテム使ってなんらかの処置するからな……人間、こういうのはほっとくと際限なくなるんや……知力-12って、そのうち脳みそがなくなって〇ん〇んだけの存在になれはててまう……」


 なんかご先祖様が怖いこと言ってる……。

 あ!

 また和彦たちが魔法を使った!

 じゃあもう一回!

 どさぁっ。

 今度は地下七階からゾンビが落ちてきた。


「くっそがあ! なんなんだよこいつらぁ!!」


 和彦の声が、耳に心地いい。

 あとほのかさんの舌も耳に心地いい。


――――――――――――――

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