始まりの二人への応援コメント
『雨タマ4000企画』にご参加いただきありがとうございます。
しかも当企画のために書き下ろしていただいたとのこと、誠に光栄でございます。
冒頭、美しいビロードの布に覆われたような幻想的な光景に心を奪われました。
また灰銀の柱が空から降りそそがれる雨の塊であると知れてよりいっそう情景のイメージが明確になりました。
そして翡翠や琥珀などの宝石を用いた色彩表現は読み手の脳内にそこにある深緑や大地がのっぺりとした単色ではなく、鮮やかで複雑な色合いを醸し出していることを想像させる秀逸な手法であると感銘を受けました。
美しい地上の景色やそこに住む者の姿をホログラムで堪能する少女。
そしてアダムと名乗る聡明でやや奇妙な風貌のぬいぐるみ。
彼らがいる無機質な場所とホログラムで眺める大自然との対比が絶妙で読む者をどんどん物語の中に引き摺り込んでいくように感じました。
そしてラスト、辛い別れの先に待っていた新しいアダムとの出会い。
そこでようやくこれまでのイヴの生活の全てがこの地上に舞い降り、人を創生していくための準備であったことが分かり、それを成し得たのが神と呼ばれる存在であったのではないかと思い至りました。
これぞまさに新訳創世記。
スケールの巨きな素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました。
作者からの返信
那智 風太郎様
とても丁寧なコメントありがとうございます!
『雨タマ4000企画』(この言い方可愛いですね)、遅くなりましたが、参加させてさせてもらえて嬉しいです。
(締め切りを長めに設定くださってありがとうございした)
表現の意図を拾い上げてくださって感謝します。
宝石のように美しい地球を表現したかったので、ちょっと厨二風味だったかなと思っていたのですが、伝わって嬉しいです。
お星様もありがとうございました!
編集済
始まりの二人への応援コメント
以前の本屋さんの話の時も思ったんですが、小烏さん、近未来的なお話、凄い上手いですよね。惹き込まれました。
いや、時代物も大好きなんですけど。
ホログラムは、何でも教えてくれるけど、一緒にもいてくれるけど、敵わないんでしょうね、「本物」には。
「初めて」降り立つ、もしくは生まれ立つ「本物」の世界。
音や匂い、様々なものの温度、肌で感じる風、空気の震え。感動さえも本物で、その素晴らしい世界で出会ったのが、「本物」の彼だったのですね。
二人の、始まりが、その後ずっとずっと続いていくのですね。
なるほど〜、と。
やっぱり凄いな、小烏つむぎ!!
台所と山だけじゃないぜ〜!!(笑)。
面白かったです。
作者からの返信
緋雪様
コメントありがとうございます。
いやん!
耳に優しく心に栄養なお褒めの言葉で、思わずくねくねしてしまいます。
そうなんです。
立体映像(未来設定なので高精細、3Dなはず)では「百聞は一見に如かず」なのですが、やっぱり「本物」とは違うんだろうなと思います。
「本物」のアダムとイヴが出会って世界が動き始めるイメージです。
そうそう!
「始まり」が「続いていく」んです!
えへへ。
褒められて育つわたくしです!
お星様もありがとうございました!
追記
レビューもありがとうございました♪
始まりの二人への応援コメント
つむぎ様、こんばんは😊
吸い込まれるように物語の世界に入っていきました。
不思議な空間ですが、全ての描写が美しく、想像が膨らみました。
一体何が始まるのか期待感も膨らみました。
これは地球の始まり、人類の始まりでしょうか?
ファンタジーの世界でもあるような美しい世界でした。
作者からの返信
この美のこ様
こちらへもおいでくださってありがとうございます!
お話しに吸い込まれてくださって、ありがとうございます。
ご想像の通り、地球の始まり、人類の始まりをイメージしました。
もしかすると未来の地球かもしれませんし、パラレルワールドの地球かもしれませんし、過去の地球なのかもしれないと思います。
お星様もありがとうございました!
始まりの二人への応援コメント
那智さんの企画から参りました。
美しい風景描写と室内の無機質な感じの対比がいいですね!
人のアダムが、ぬいぐるみのアダムと同じ優しい声というところが、ホッとしました。
聖書を逆側から覗いたような、壮大な創世のお話。
人の過去も未来もこうして連綿と続くのかもしれない……と、悠久の時の流れに思いを馳せました。
作者からの返信
鐘古こよみ様
コメントをありがとうございます!
地球と船内の対比、アダムの声の同質、気づいてくださって嬉しいです。
予備知識なしでいきなり連れて来られるのはイヴとしてはどうなんだろうと思ったのが、この話しの始まりでした。
お星様もありがとうございました!
『流転する青きカバの偏在 』も読みに伺います。