乙女ゲームのモブとして転移したが、何故かヒロインポジションになっている俺。

ShinA

プロローグ 

相澤あいざわあおい、男。

先日30歳を迎え、新卒から12年勤めてきた会社では入社当時からの努力で営業実績が日に日に伸びていき、後輩を任される様になり、上司からの信頼も築きあげていった。

そして夏から営業部部長に昇進する。

プライベートも充実し、学生の頃から付き合っている彼女とも同棲を経て、入籍したのが記憶に新しい。

双方の両親にも挨拶が済み、あとは結婚式を控えていた。


その日もいつも通りに家に帰宅し、いつも通り食卓を囲んで楽しくおしゃべりを楽しみ、温かいお風呂から少し冷たい布団の中で、明日会社に出社したら近日中に開かれる会議の資料準備に取り掛からないとな等考えている内に自身の体温で段々と温かくなっていく布団にいつの間にか眠りについている。


それが毎日変わらない平凡な俺の日常だったのに……




何故か目覚めたら、見慣れない天井にピンクのヒラヒラした布団で朝を迎えた。




「な、何だこの乙女チックな布団は……!?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る