第6話 好きな人と好きな人の好きな人(未来視点)

私は此花未来、津崎翔と矢野渚の友達…いや、2人は親友と呼んでくれるかもしれない。そんな関係だ。

だが、私は渚と翔のように昔からふたりと仲がいい訳では無い。

…いわば最近入ってきただけの邪魔者なのだ。だからこそ、私は2人の恋を邪魔するなんてことはせず、応援し続けるだけのつもりだった。

だけど…私は気づいてしまった。

―自分の気持ちに。

だって…だって…!

―私にとって、翔はヒーローなんだから。

そんなことを考えながら、私は回想へと浸っていくのだった…

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