私は、ブラッド・クロウと言う男に貰った回復薬を飲み動ける程度になった。

それに私のお目当てのドロップアイテムを入手する事が出来た。不本意な形だったが...

私の目当てであったドラゴンの爪を手に入れることが出来た...

ドラゴンの爪は、ドロップする確率が、1/10と低い確率だけど、１ヶ月に１回しか復活しないので、かなり運がいいと思う。

私は、これまでドラゴンを倒すまでのパーティーを組3回倒した事があるが、お目当てのドラゴンの爪を入手することが出来なかった。

それなのに、クロウは、1回でドラゴンの爪をドロップさせた。なんて、運のいい男なのかしら。

だけど私はこの爪を手に入れることが出来た。

これで、私には頑丈で最高品質の魔剣を作る事ができる。

次あった時は、このドラゴンの爪で決着をつけて見せる。運の悪いお・と・こ。

私は、そんなことを考えながらドロップアイテムを回収してクリスタルに触り一回層に戻った。

++++++

「はぁ、はぁ、はぁ...」

1人の女性が、部屋で動画を見ながら息を切らしている。

「クロウ様の初配信を拝啓しましたが...最高でしたわ!!ゴブリンやオークなど、バッタバッタと倒して行くお姿はカッコよすぎます!!それに、ドラゴンとの戦いは、お邪魔が入りましたが、難なく倒す所は凄すぎます!!」

部屋で興奮している。

「ですが、あの女性は....」

スマホで、誰と戦っていたのか調べている。

「中々の実力がある女性でしたの。ですが、ネットの情報とはイメージが違いますね。私のクロウ様の敵ではありませんでした。しかし、奥の2人は...クロウ様と似ているローブを着ています。この人達は、クロウ様の仲間なのでしょうか?やはり、仲間募集などしていないのでしょうか?」

スマホで、冒険者の掲示板などを漁っているが、見つからない。

「ん〜...見つかりません。残念です。ですが、必ずクロウ様のパーティーに入り人気者にさせて見せます！！最近は、テニターでの更新が多いです。クロウ様が住んでいる場所が分かるかもしれません。私も早く合いたくて、会いたいあまりに法を犯して特定しそうです。クロウ様のテニターを調べれば場所の特定が分かるのですが...やはり、クロウ様が発信する情報だけで私はクロウ様の居場所を発見したい。だって、クロウ様が発信する情報だけで見つけると、クロウ様が俺を見つけてご覧と言っている感じが味わえるので、そんな事はできません。」

女性は、大きなベットにある布団を抱きしめてゴロゴロし始めた。

「あ〜早く、クロウ様に会いたいよ〜」

っと、女性は、悶えている。