第37話 沼..........

朝起きると、ミツキが台所できゅうりを切っていた。


え?いつの間にか俺に彼女出来た!?


と、眠気ていた頭のせいで思ってしまった。


「あ、佐藤さんおはようございます。お礼にご飯作って置きました。」


机の上には、ピリ辛きゅうりとご飯・だし巻き卵・お味噌汁と言う、ザ朝食と言う感じのものが出てきた。


「「いただきます〜」」


食べてみると、とっても美味しい。

 前、カレーを食べた時に料理上手なのは知っていたが、やっぱり美味しい。


朝食を食べ終わった。


俺は日課と化した、庭に出来たダンジョンの探索に向かった。今は、45階層に到達している。


45階層攻略している間に、大体1千万位稼ぐ事が出来たんじゃ無いかな?


まあ、俺のスキル運のおかげだと思う。

 普通の人なら、300万ぐらいしか稼げることが出来ないんじゃないだろうか?

自分で言うのもなんだか、俺のスキルを今となっては自負している。


「あの、私も付いて行っても?」

「いいぞ。」


俺達は、45階層まで一気にかけ下がった。

 攻撃してこない魔物などは無視して、攻略優先で最近はやっている。

30分ぐらいで、45階層に着いた。


45階層は、ビックスライムが出現する。

 このスライムは、魔法が効かない。なので、魔剣を突いてスライムの中にある丸い核を潰す。だけど、たまに硬質化するビックスライムが居て厄介である。


ビックスライムのドロップアイテムは、液体化したスライム液なので、売ることが出来ない。売れたとしたら、スライムの変態だけだろうな~


ミツキも、焔犬炎咆哮フレイムハウルを使い倒そうとするのだが、爪がスライムの核に届かない。そのせいで、どんどんとビックスライムに飲み込まれそうになっている。


「主~!!ミツキは助けて欲しいです!!」

「わかった。」

「ありがとうです。ミツキは助かりました。」

「ああ、だがミツキは相性が悪いようだからここは俺が全部倒すよ。」

「はいです!!」


俺は、47階層に続いている階段を探しながら、ビックスライムを倒し進め、ようやく47階層に繋がる階を見つけることが出来た。


だけど、47階層に来たは良いものの...

 ボス部屋の扉が無いバージョンのような部屋になっていた。

だけど、48階層に繋がる階段が目の前にある。


「主?」


なんだ、この部屋。気味悪すぎだろ。

 

「主。ここ気味悪いです。」

「俺もそう思う。」


 だけど、こうゆう所って、大体何かあるんだよね~

絶対、トラップとかレッドワームみたいに穴があるとかトラップ系だと俺は睨む。


だけど、片足だけ突っ込んでみる事にした。


『ぬっぽ...』


足が地面に飲み込まれていく。


沼のような感じだ。

もし、両足を入れて居たら沼にハマって居たかもしれない。


ここから、48階層までジャンプしても届かない。なので、俺は一旦戻り戻り冒険者ギルドのネット通販で48階層に繋がる道を作成しようと思う。

 

冒険者ギルド通販は、速達で届けてくれるので明日の朝には届く。


明日、もう一度挑戦だ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る