魔法属性が必要なユニーク持ちですが俺にはありません。ですがランダムボックスで未来に輝きが得られました!

えす

プロローグ


 20XX年、世界にダンジョンが現れた。


 出現場所は様々で、学校や山、自宅の庭や公園などところ構わず扉や洞窟などが出現した。


 それをニュースで見たりした動画配信者などがダンジョンに突入して、情報を持ち帰りそれを投稿。


 それがニュースになってそこで、警察の特殊部隊が出動し、中を調査、緑色の醜い小鬼ゴブリンを発見し襲いかかってきたらしい。


 他にもウルフ豚人オークなどもいて戦闘になり、死傷者を出しながら戦い、帰還し情報を伝える。


 戦ってる最中に突然身体の動きが良くなったり、宝箱から特殊な液体や巻物スクロールが出てきたりしたらしい。


 スクロールは開いた瞬間に意図せず魔力が漏れていたのか光って身体に吸い込まれて消えたみたいだ。


 その後、その吸い込んだ人に異変が生じたのだ。


 何でも人を見ると、名前と年齢、スキルが見えると言う。


 ここで初めてスキルの存在が明らかになった。


 その人によると人によって初めから持っていたり、なかったりするみたいだ。


 とりあえずこの事はすぐに地上に知らされ、ニュースになる。


 しかし、スキルを初めから持ってる人はダンジョンに入った人以外いなかった。


 色々と検証した結果、スキルを得るには一定の年齢で更にダンジョンに一度でも入る必要があるという結果が出た。


 年齢は16才からで、それ以下が入っても何も起きないしスクロールも使えない。


 更に、この検証の他にも資源についても色々結果が出ており、魔物を倒せばドロップする魔石が電気などのエネルギーに使えることがわかった。


 これにより、日本というより、世界で共通の新しいエネルギーが見つかった事で更に文明が進化するのが確定した。

 しかし、いい事だけではなく、スキルを使った犯罪も世界中で横行した。


 これを取り締まるために特殊なスキルを身につけた警察も現れたりしたみたいだ。

 これについては詳細が公表されていない。


 こういったことが起きた事で世界会議が開催され、新しい組織ができた。


 それが探索者協会だ。


 探索者協会は、全世界共通組織でダンジョンに入るための登録を義務付け、更にダンジョンの危険度に応じてランク制度を設け、スキルの所有者などの情報も共有している。


 探索者は新たな職業として世間に周知され、死亡率も高いし危険だが収入の多い職業として人気になった。


 初めは世間から色々と言われたらしいがある時、反対の意見が殆どなくなった。


 そう、迷宮氾濫ダンジョンスタンピードが起き、大量の死者が出たのだ。


 氾濫スタンピードはダンジョンの魔物が限界まで倒されず放置されていると起こる。



 そういったことが色々あったのが40年前。


 この辺は学校に行っていれば授業に出てくる。


 今ではアルバイトとしてダンジョンに入る高校生達もいるが入れるダンジョンはD級まで。


 それ以上は学校を卒業後、探索者協会で試験を行い、合格すればD級探索者になり、色々と自己責任で他のダンジョンにも入る事ができる。



 探索者になる者は、一攫千金を夢に見たり、戦闘を楽しむ者、継続的な富と名声を求める者、己が欲望を満たす為にダンジョンに潜る。


 主人公こと護崎瑛二もその一人。

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