第5話 推しとお風呂!
「ふふふ! スバルちゃんとお風呂だぁ♡」
綾音は俺を抱き上げて、脱衣場へ向かう。
「ふんふんふーん♡ いっぱいちゃぷちゃぷしようね♡」
シュルシュル……
綾音はシャツを脱いで、ズボンを脱いだ。
おい。まさか。
「お風呂はとっても気持ちいいよ♡」
綾音は手を背中に回して、ブラのホックを外した。
白いフリルのついたかわいいブラが、ぽとんっと床に落ちた。
(綾音の……なまちち!)
たわわに実ったおっぱいが、俺の鼻先で揺れる。
小さなピンクの突起は、俺がこないだまで、ちゃうちゃうとしゃぶっていたものだ。
(改めて見ると、本当に立派なものをお持ちだな)
赤ん坊の俺も見惚れてしまう。
推しのおっぱいを毎日吸っていたと思うと、すげえ恥ずかしい気持ちになった。
綾音がパンツに手をかけた。
……ヤバい。これは見ちゃダメだ。
俺は目を閉じるが——
「スバルくん……どーしたの? 具合でも悪いのかな?」
綾音が俺を抱き上げて、心配そうな顔している。
俺が急に目を閉じたからだろう。
推しを悲しませるのは嫌だ。
俺は目を、ゆっくりと開けた。
「よかった。起きてくれて……」
推しの……一糸まとわぬ姿。
美しい白い身体。細身だが、出るところはしっかり出ている。
尻はボールのように丸くて、きれいなラインだ。
推しの裸体を、俺は独占している。
(ああ、神様……まだ0歳だけど、もう死んでいい……)
「さあ、一緒にお風呂入ろっか!」
綾音は俺を抱きかかえたまま、風呂場の戸を開けた。
顔に綾音の柔らかい胸がむにゅむにゅと当たりまくる。
鼻に乳首が触れて、くすぐったい。
俺はこれから、人気声優の竹宮綾音と一緒に風呂に入る。
裸と裸のお付き合いだ。
俺は耐えられるだろうか……?
すげえ広い風呂。
前世の俺のワンルームと同じ大きさか。
さすが売れっ子声優の家だ……
「頭からちゃぷちゃぷしようねー♡」
綾音はプラスチックの桶に、お湯を張った。
それからゆっくりと、俺をお湯の中に沈める。
「ちゃぷちゃぷだよー! 気持ちいいでしょー!」
俺の頭を優しく洗ってくれる。
目の前で、綾音の膨らみが揺れる。
たゆんたゆんっと、俺を挑発してくる。
(ううっ……触りたい。いや、ダメだ。推しの胸を揉むなんて。いやいや、いいんだ。今の俺は、綾音の子どもなんだ。ちょっとだけなら……いいよな? 綾音のファンのみんな、俺を許してくれ……!)
俺は短い手を、必死に動かす。
なんとか、あの柔らかなマシュマロに触れたい……!
クソっ! 届かない!
ギリギリのところで、おっぱいは俺をすり抜ける。
あともう少しなのに!
「ふふ、元気ね! 今度はこっちを洗おっか!」
綾音は俺の息子に手を触れた。
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【あとがき】
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