2024年3月11日『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章』『DUNEデューン 砂の惑星 PART2』『DOGMAN ドッグマン』他5本

今日はアメリカの本家アカデミー賞の授賞式ですね。

近年、アカデミー賞と感性があまり合わないので、自分的なイマイチ作品の受賞が多いです。



<先行上映>

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』

https://dededede.jp/

タイトル全く言えないです。舌噛みそう。浅野いにお作品のアニメ化です。

浅野いにお先生の作品は陰鬱ななんとも言えない気持ちになるので、『おやすみプンプン』以降は読んでなかったのですが、予告を観て「やべな、めっちゃ面白そう」ってなって「先行上映イベントのチケットまだ良い席残ってるな」ってなり、いそいそと行ってきました。


端的に言って、吐き気がするほど完璧な純度100%な「浅野いにお」で最高でした。

早く後章も観たいですし、前章公開までに原作も読んでおこうと思ってます。

結局のところ、自分は「新世紀エヴァンゲリオン」に情緒ぶっ壊された世代なので、「こういうの」が狂おしいほど好きなんですよ。

原点回帰感ありました。面白かったです。


黒川智之監督と本多史典プロデューサーの舞台挨拶つきだったので、制作秘話も聞けて、かなり綿密に浅野いにお先生にご確認いただきつつの作業だったそうで、同じ出版社の漫画とはいえ、アニメとドラマでエラい違いがあるようです。

(というか、あの事件を意識して、そういった話をメインで監督たちもしたのかもしれない…)


そんな大人の事情はさておき、『デデデデ』最高のアニメ映画だったのでオススメです。



『DUNEデューン 砂の惑星 PART2』

https://wwws.warnerbros.co.jp/dune-movie/

今週3/15から公開の本作を一週間早く観れるということで、前作を美しい映画だなぁと思いながら居眠りこいた私ですが、なんでかこのPART2の先行上映にチケット争奪戦やってまで観に行くという。

なんてゆーか、原作の小説に本当に色んな作品が影響受けてるので、そういう「元ネタ」を嗜むみたいなところありますよね。DUNEは。


PART2もPART1に引き続き、3時間近くあるのですが、体感はもっと長くて5時間くらいに感じましたね。疲れました。

PART1よりは面白かった気がします。眠くはならなかったですし。

だだ、なんつーんすかね。シャラメって、こういう作品の主人公の親友ポジなイメージが強くて、線も細いし。ガンダムだと絶対に仮面つけてる敵側っていうか。

やはり大事なのはマッスルな気がするのです。そう、マッスル。

マッスルはすべてを解決する。

あとはやっぱ武器のアンバランスさがね。核兵器まであるのに、その下で歩兵の大群がチャンバラしてるの「どうなん?」ってなってしまう。

古いSF作品だから仕方なんですけど、軍略的な古さがなんとも言えない気持ちにね。

ただ、きっと改変しないで原作を映像化するのが、この映画の目的なんだと思うのでこれはこれで正しいんだろうな。


こんな風に散々文句言ってますけど、たぶんPART3も観に行くと思います。



<現在、上映中>

『DOGMAN ドッグマン』

https://klockworx-v.com/dogman/

なんやかんやね三つ子の魂百までなんで、リュック・ベッソン作品好きなんですよ。

主演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズも好きだし。

結構、期待して公開日に観に行きまして……。


んー。個人的はイマイチでしたね…。

ちょっとね、主人公が設定過多で「盛りすぎやで」ってのが正直な感想。

完全にモデルはヒース・レジャー版のジョーカーで、彼の性根が善だったらverというIFみたいな作品なんですけど、設定過剰でイカしきれてない感じでした。

あ、犬たちはとても可愛かったです。


主人公の設定の難しさに心を痛め、自分の作品でも気をつけようと思いました(戒め)



<レンタル配信等>

『DUNEデューン 砂の惑星 PART1』

最新作観るのに、一応復習を。ジオン・ダイクンそっくり(いや逆なのか?w)のオスカー・アイザック演じるレト・アトレイデス公爵かっこいいよね。

モモアのダンカンもかっこええし。

秘密結社ベネ・ゲゼリットのがデブ男爵よりも陰湿な感じ嫌よねっていう。

ガンダムのシャアの生い立ちみたいな話だったよなぁって記憶してましたが、まぁまぁ記憶通りでした。

(まぁ本作の原作小説に影響を受けたのが、ガンダムなんで逆なんですけど、なんというかビジュアル面で逆輸入されてる気もします)



『愚行録』

珍しく邦画観ました。邦画って出てる役者さんが同じ人たちばっかりで、あんまり進んで観ないんですけど、アマプラのオススメ作品で表示されてて、「そういや、どっかの映画記事でオススメされてたなぁ」と観ました。

妻夫木聡さん、とっても良い俳優さんになりましたよねー。

『ウォーターボーイズ』の時の酷い棒演技観た時は「この人、今後も俳優するんか?」と勝手に心配してたんですけど、素晴らしいご活躍ですよね。

クズ役、イカレ役など上手いっすよね~。


本作の舞台は慶応義塾大学がモデルだと思うんですけど、慶応の内部生である小出恵介氏がその大学出身のクズ役をハイクオリティにやるという、なんとも言えない気持ちになる作品でした。よく受けたな小出恵介氏。

作品としては、よくあるタイプの中途半端な人間悪な陰鬱邦画って感じでした。



『ある男』

『愚行録』のあとに自動再生されたんで、そのまま観てたんですけど、すごく良い映画でした。

これも妻夫木聡さん、良かったですね。

何も知らんで観た方が絶対面白いと思うので、とにかく「良かった」とだけ。



『悪人』

『ある男』のあとに自動再生されたんで、そのまま観てたんですけど、役者たちのビジュアルが良いのでギリ耐えられたなって。

『少年のアビス』もそうですけど、本当の地方のどん詰まり感がね。キツイ。

岡田将生さんのクズイケメン演技、大好きなんでその辺楽しみましたね。

妻夫木聡さんはなんでも演じるなぁと、すごいなぁと感じます。



『怒り』

『悪人』観てて吉田修一先生の『パレード』面白かったなーと思い出し、『怒り』も観ることにしました。『悪人』よりも『怒り』の方が作品としては面白かったです。

妻夫木聡さんのゲイ役がリアルでしたね。かなりリサーチされたんだろうな。


そんな感じで妻夫木聡さんがメイン演じてる作品をなぜか4本連続で観てたら、日曜日が終わってしまいました(苦笑)

『ある男』はマジおすすめっすね。みんな観てくれ。



以上、先週は8本でした~。意外と観てましたね~。

ではでは、また来週。


https://kakuyomu.jp/users/sasa_makoto_2022/news/16818093073477685997

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