映画情報コラム『先週観た映画の話』（近況ノートの保管庫）

2023年11月28日『首』『ぼくは君たちを憎まないことにした』他３本

先週は展覧会やトークショーなどに行っていたので、映画観る時間の捻出が大変でした。

その代わり、執筆は全然してませんでした（おい）

＜現在、上映中＞

『首』

https://movies.kadokawa.co.jp/kubi/

北野武監督の映画、結構好きなんですよ。邦画はあまり観ないのですが、北野作品は好きです。

やっぱ初期の『その男凶暴につき』『ソナチネ』『キッズリターン』このあたり至高です。

そんな北野武監督の最新作、観てきました。

やっべ、クッソ面白い。

北野武監督は、役者のクレジットは「ビートたけし」表記なんですけど、今回の『首』は確かにコメディアン「ビートたけし」って感じで最高でした。

羽柴秀吉役がビートたけしさんで、秀吉の弟に大森南朋さん、黒田官兵衛に浅野忠信さん。

この羽柴家三人衆のコントが本当に面白い、最高すぎる。

たけしさんと大森さんのやりとりに、浅野さんが後ろ向くシーンがあるんですけど、絶対に浅野さん笑っちゃって背を向けたんだろうなと（苦笑）

あと、北野作品はゲイのヤクザとか、わりかし出てくるんですけど、今回は侍の男色文化にがっぷりよつでした。

西島秀俊さん、遠藤憲一さん、加瀬亮さんによる三角関係オッサンずラブは、血みどろで良かったです（苦笑）

個人的にはめちゃくちゃ好きですけど、好み分かれるかもなぁと思いつつ、気になる方は是非観てみてください！

『ぼくは君たちを憎まないことにした』

https://nikumanai.com/

2015年にパリで実際に起きた同時多発テロ事件で奥さんを失った方の実話ベースの映画。

テロから数日後、主人公は早々に達観した綺麗ごとを並べた文章（タイトルの『ぼくは君たちを憎まないことにした』から始まるテロリストたちを恨まないという内容）をSNSに投稿して、バズってしまうんですが……。

投稿した内容に反して、妻が不当に奪われてしまったことを嘆き苦しみ、何度もテロリストたちを憎む気持ちに飲まれそうになっていたり、そんな気持ちをSNSやTV出演での承認欲求が満たされることで、どうにか綱渡りでダークサイドに落ちずに頑張ったりと、なかなか主人公をカッコ悪く等身大に描いていて共感を持ちました。

良い映画でした。

＜レンタル配信等＞

『秘密の森の、その向こう』

https://gaga.ne.jp/petitemaman/

７０分程度の短い映画でしたが、すごく良かったです。

おばあちゃんが亡くなって、おばあちゃんちのお片付けてをしていたら、お母さんが辛すぎて先に一人だけ帰っちゃうんですね。

それで、主人公（娘）はお父さんと一緒に、おばあちゃんちの片づけするんですけど、裏庭を超えた先で何故か自分と同い年の頃のお母さんと出会うんですよ。

タイムスリップ要素を活かしたノスタルジーさがすごく良かった。

あと主人公と幼い頃のお母さんの役の子たちが実際の双子ちゃんだそうで、めっちゃ可愛かった。

『ボーンズ・アンド・オール』

https://wwws.warnerbros.co.jp/bonesandall/

飯を食えシャラメ！と言いたくなるほど、ガリガリのティモシー・シャラメが出てきます。

内容は、登場人物全員ハンニバル・レクターって感じです。

人食いがやめられない主人公が同じ人食いに会って、色々と旅するロードムービー。

もちろん人を食うｗ

あれっすね。東京喰種。うん。

サリーっていう気持ち悪いおじいちゃん出てくるんですけど、彼が全部持っていきました。サリーと「飯を食えシャラメ」しか記憶に残りませんｗ

『スナッチ』

いま、アレなんですよ。

ガイ・リッチー作品が再マイブーム中なんです。昔の再視聴してて。

この作品も脚本上手いんだよなぁ。

どうやったら、こんなキレイなドミノ倒しな群像劇書けるんや。

そして畳みかける作品の撮り方。

ガイ・リッチー監督は天才やわ。

ブラピのボクシングシーンかっこいいよいのと、ステイサムの(´・ω・`)顔が最高なのと、デル・トロの無駄遣いが素敵です。

そんな感じに先週の映画は５本でした。

思いの外、観れた。ではでは、また来週。

https://kakuyomu.jp/users/sasa_makoto_2022/news/16817330667595876826