第4話 カタツムリのうんちは虹色
おじいちゃんの会社の隣にガソリンスタンドがあって、そのガソリンスタンドの木が植わっている場所には毎年梅雨時期にになるとたくさんのカタツムリが発生していた。
わたしはそのカタツムリを捕ってきて、おばあちゃんに渡し、おばあちゃんが育てるということをしていた。
ある日、カタツムリの入った箱の中に折り紙が入っていてカタツムリが食べていた。
私は不思議そうに見ていたが、カタツムリがうんちをしだしたら赤いうんちだった。
………!
私は衝撃でおばあちゃんに『なんで?』というと、おばあちゃんは、にこやかに微笑んでいるだけだった。
帰りに歩道橋をわたる時にカタツムリのたくさんいる木を見たけど、まっすぐ家に帰っていった。
家に帰ってドアと開けるとぶちネコのゴマが寝ていた。ゆっくりと起きてこちらに歩いてくる。ご飯が欲しいのかなあ?と思ったけど、私はご飯をあげる係ではないので、そのまま自分の部屋に行った。
カタツムリの赤いうんちが衝撃的で頭からはなれない。きっと虹色の紙を食べたら、うんちは虹色なんだ…そう思った。
このカタツムリ獲りが
後に悲劇を生むことになるとは、その時の私にはまったくわからなかった。
(続く)
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