夕忍ぶふゆのこがねに光景ぐ/まちをながむにさみしかるかな

夕忍ぶふゆのこがねに光景ぐ

まちをながむにさみしかるかな


ゆふしのぶ冬の黄金にひかりかぐ

街を眺むに寂しかるかな


未言

夕忍ぶ(ゆふしのぶ)

夕焼けになる前になんとなく日の明かりが落ちたように感じること。

夕闇はそれと分かりながらもまだと思うような、そんな忍び足で迫り来る。


光景ぐ(ひかりかぐ)

光の色が最前面レイヤーとして景色を色付けること。

夕日が光景げば街は茜に染まり、朝日が光景げば街は黄金に光る。

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