あめやまず/まゐるひとかげけふもなく/はだをくづして山泣くばかり

あめやまず

まゐるひとかげけふもなく

はだをくづして山泣くばかり


雨止まず

参る人影今日もなく

肌を崩してやまなくばかり



未言

山泣く(やまなく)

止まない雨が山肌を滑り流れてくること。特に山道に雨水が流れ込み、川のようになること。

山泣いたら、その嘆きに飲まれてしまう前に里へ帰りなさい。

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