番犬が狂ったように吠えていた 祖父の五度目の命日だった

 番犬が 狂ったように 吠えていた

 祖父の五度目の 命日だった




 特に何というわけではないけれど。

 こういうオチのない短い話も好きなんですよね。


 オチのない、言い逃げみたいな話が苦手な人には「それで? 続きは?」とか言われたりするもので……。

 その時には自分の技量の低さを痛感しますね。

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