怪談短歌(カクヨム短歌・俳句コンテスト、短歌の部参加用)

牧田紗矢乃

不気味だとあなたが言ってくれたから 私は今日もホラーを書くの

 不気味だと あなたが言って くれたから

 私は今日も ホラーを書くの




「不気味、気持ち悪い、怖い。

 だから読みたくない」


 これらはホラー作品に向けられることも少なくない言葉です。

 ホラーを書き続けて十数年になる私も何度も言われてきました。


「読みたくない」と面と向かって言われるとついつい落ち込んでしまいそうになるけれど、それは自分の書いたものが「ホラー作品である」と認められたが故のことなので。

 むしろこれは喜ぶべきなのかもしれません。


 へたくそなりにホラーとして認めてもらえるものが書けているんだなぁと自分で自分を褒めてあげて、私は今日もホラーを書き続けるのです。

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