超弩級エロゲの悪役転生〜転生チート野郎に婚約者と妹をNTRない様に全力で頑張ります〜

なべたべたい

第一章 エロゲの世界に転生!?

第1話テクノブレイク転生

俺は元は何処にでもいる何の才能もない、単なる1人の男子高校生だったが、2年の夏休みにとある一本のエロゲ【私立ドヘンタイ学園〜転生したら神様からチート能力を貰ってハーレム生活〜】に出会い、俺の人生はガラリと変わった。


今までは夏休みの宿題をやったり、軽く友達とゲームで遊んだりと普通の夏休みを満喫していたのだが、【私立ドヘンタイ学園〜転生したら神様からチート能力を貰ってハーレム生活〜】通称ヘン学にハマってからは、いついかなる時も下半身丸出しで、シコっては寝るを繰り返すと言う、あまりにも不健康極まる様な生活をしていたある日、俺は自慰行為のしすぎでイクのと同時に天国に行ってしまったのだ。

つまりどう言うことかと言うと、俺は高校2年の夏に人類史上初のテクノブレイクを起こしたと言うことだ。


そうして天にも登るかの様な快楽を味わった俺が次に目覚めた時には、目の前に神様的な何かがいて、ちょうど転生物のゲームをしていた事もあり、こう言うシチュエーションに少しドキドキしていると、その神様的存在から聞き捨てならないことを言われた。


「うーん君みたいな人間として終わってる存在うちの世界には要らないな……」

「へ?あのどう言う…………」


そう俺が神様的存在に話しかけた次の瞬間、今まで立っていた床が抜け、俺は気がつくと赤ん坊になっていた。


そうしてなんかすっごい失礼な感じで転生した俺だったが、やはり何と言っても転生は男の夢みたいなところもあったし、さっきの神様的存在の失礼な言葉もそこまで気にしない様にして、これからの第二の人生を楽しもう!

そう思っていたのは初めの方だけで、転生したところの両親が美形で、その母親から授乳されたりとで、最初の頃は喜んでいたのだが、次第に母親の乳も見慣れて来たし、中身は高2でも体は子供のせいか全くムラムラしなかったし、それに俺はそこまで高次元存在じゃないので、普通に自分のうんこを母親に片付けられるのは正直死ぬほど恥ずかしかった。


それに他にも、赤ん坊時代はほとんどの身動きが一切取れず、スマホに慣れた現代人からすると手元にスマホが無いだけで禁断症状も出てくるし、それに何より暇過ぎた。


そんな暇の一言で片付けられる赤ん坊時代を過ぎて、幼少の時期に移り、ある程度は自分で動ける様になった頃、そこでようやく自分には1つ年下の妹がいる事を知った。

自由に動き回れる様になった俺は、転生無双でハーレムを築く為に、子供の頃からこの世界について勉強しようと、父親の書斎へと勝手に侵入し書物を開いたのだが……


「読めん……」


まぁ、何と言うか当たり前だが俺には一文字も読めなかった。けど何だか1つ1つの文字は見た事もなかったが、全体を俯瞰して見たときには何処か見覚えのある感じはした。

そうして俺の転生無双計画は計画の時点で頓挫し、他にやることも無かったから俺は幼少時代を妹に構う事で、何とか暇に耐えて生活をした。


そして更に時が進み少年期、俺が7歳になった頃、この頃になると家に家庭教師の先生が来て妹と一緒に勉強をした結果、無事こっちの世界の言葉を読める様になり、ここで更に驚きの事が発覚したのだが、この世界の文法が日本語の文法と全く一緒だったことに俺は驚いた。

そして本を読める様になった事で、俺のハーレム計画を再始動させようと、再度父親の書斎に勝手に入り込み適当な本を読んだ結果、この世界には魔法がある事が発覚した。


それからの俺は、勉強?知ったこっちゃねーよバーカ!と言うかの様に、一切勉強会には参加しなくなり、1人で家の中庭で魔法の特訓をし始めた。

因みにこの頃はまだ魔法が使える様になるのは12歳になってからと言うことには気が付かず、1人でファイヤーボールなどと中庭で大声で叫んでいたせいで、一度両親が呼んだであろう医者に診察をされ、そこでようやく魔法は12歳になってからじゃないと使えないことを知り、恥ずかしさから今の歳になってもまだ家の中庭にはそれ以来入れていない。


そんな黒歴史が出来た少年期を終え、青年期前世でいうところで言うと中学に入学する頃、何とびっくり俺に婚約者が出来た。

それもべらぼうに可愛い女の子だ。


……だが、俺はその事について素直に喜べなかった。


何故なら俺はその婚約者の事を、その時初めて見たはずなのに、それ以前にその婚約者の顔を見たことがあるからだ。


彼女の名前は、ユウリ=エインズワース。

ここトワイライト王国随一の魔法の使い手と言われる、ゲイル=エインズワース伯爵の1人娘にして、俺アクト=ホワイトの将来寝取られる事が確定している婚約者だ。

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