熱こそすべて 映画紹介
ひとしずくの鯨
第1話 熱こそすべて 『アモーレス・ペロス』
たまたま見たので、紹介です。
メキシコ映画です。
『アモーレス・ペロス』です。
3部作なのですが、1部しか見ていません。でも、紹介します。
タイトルに書いたように、映画に対する監督の熱がすごいです。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの監督デビュー作だそうで、最初はそのゆえの構成かと想いました。確かに、1見、荒い構成に見える。何の何の。そんなものではない。
そして、何にしろ、この映画、画面が汚い。一つの画面にたくさん物が映る。ただ、それこそ熱の証である。生活感を出す。いろんなものが乱雑にある場面を取るのが、どれだけ、手間のいることか。私が同様の感想を持ったのは、あの『ジョーカー』である。
暴力描写があり、それなりの性描写もあり、また(1部は)闘犬が主題ということもあり、これらが苦手な人にはすすめない。
まさに、火傷注意である。あとは見るだけである。
おまけ:映画はかつて明らかに不況の中にあった。今の小説と同じである。ただ、それに対する熱こそが――誰が頼んだ訳でもないのに、世界中の少年少女たちが勝手に抱いた熱こそが、映画を存命させて来た。小説も、そうやって生き延びることができればいいな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます