第3話 Re:52話

北風吹き抜ける朝。

眠い目を擦りながら。

好きだと言ってその一語一句

天体にふたりぼっち

少し転んでも明日への助走と思おう。


今日早上がりだし、たまには帰りに職場の地下の百貨店寄るけど欲しいものあるか?


先輩の苗…

それはその内な。

ぐぎぎ

女とじゃないでしょうね?

もちろん。

心配だから百貨店で待ってる。

☆(ゝω・)vキャピ


可愛いんだが、たまに面倒な女になる。


…終業。

小鳥遊と合流。


何か見たいモノあったんですかー?

いや、特には。

久々に回ってみたくてね。

コロッケでも買おうかと。

夕飯ですかー?

それでもいいな。

付け合せはまたなんか考えます…


鮮魚コーナーで足を止める。

鮭が安いじゃないですかー!

これは夕飯はムニエルですね、飲めますよ、サケだけに!

…ごめんな。

私こそごめんなさい…

(´・ω・`)


気を取り直していこう。


帰り道、話した将来の夢について語った。

小鳥遊が最低限食っていけるフリーランスになりたい事、次は一軒家か高層マンションに住んでみたいとか。


ゆっくり話しながら帰った。


夜空を着飾る光の粒に。

午後5時、沈みかけた夕日の影が僕らを映した。

星座なんて分からないけれど美しい事は分かる。


帰るなり小鳥遊はキッチンに立った。

夕飯はコロッケとムニエルか。

野菜が欲しいな。


そして…

出てきたのはコロッケとムニエルに付け合せのグリーンサラダ。


小鳥遊、今僕の心を読んだろ。

へ?

最高だって事だよ。

へ…?

以心伝心。

???…


さて、僕はアテがなくても飲めるタイプなんだが、今日はチーズが欲しいな。

冷蔵庫には、常にストックがある。

あ、バグるからお酒は1杯だけな。

しゅん…

鮭だけに酒なんだろ?

やめて!!


息を止めたら見える世界。

触れることもできない花。

完璧なんて求めてないのに。

その花に何度も水をやる。


ご馳走様。

さぁ飲むか。

洗い物先にー!

朝見るとげんなりするので。

分かる。


カタカタと洗う食器も今やお揃いだ。

洗面所のコップにも歯ブラシも、2つ。


今日はいつもの甘いヤツ。

僕はロックでのm

真似するなー!

甘くてぐびぐびいけますね!

ダメだこれ以上飲むn


せんぱーい飲むの遅いです~、回ってきたので、先布団行きます~。


大体わかって来た感じか。


幸せ者ってつくづく幸せ者なんだなぁ…

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