第12話 バラの冬支度あれこれ
早くも11月も中旬になりました。
今年は気温が高くて、我が家のバラはいまだに葉が青々としていて、お花も結構咲いています。
お天気が良くて気温の高い日が多いからですね。
今年は秋が遅いよね~、なんて話していたら、よそのお家のお庭はしっかり紅葉していました!Σ(゚Д゚)
のんびりし過ぎていたようです(;^_^A
そんなわけで、取り急ぎ寒さに弱いアガパンサスの冬支度を終わらせました。
アガパンサスは寒冷地では冬越しが心配な植物です。
それでも我が家のアガパンサスは3年越冬しておりますよ。
鉢にプチプチで腹巻をして、不織布でくるみました。
ついでにクレマチスの鉢も冬支度。
土の表面に生えた雑草と苔を取り除き、バーク堆肥でマルチングします。
ついでにナメクジ用の殺虫粒剤をパラパラと。
我が家はナメクジが多くて困りもの(>_<)
もう少し寒くなったら、地植えのクリスマスローズの前に風除けとして並べて置きます。
そのクリスマスローズは株元に寒肥を入れて、バーク堆肥で厚めにマルチングして冬越しさせます。
芍薬やスカシユリも同じ扱いです。
株元に堆肥を被せておくと、お花が大きく咲くような気がします。
チューリップやスイセンやアネモネなどは、球根を植えつけたまま野ざらしですね。
私はアネモネが大好きなので、今年は球根を3袋買い足しました!
春になったら、またポット苗を買い足そうかと考えております(*^^*)
暖地だと夏越しできないようですが、寒冷地ではそのままでも翌年も咲いてくれます。ラナンキュラスは難しく我が家では育ちませんが、アネモネはほったらかしでもたくさん咲いてくれますよ。
カランコエを差し芽で増やしたものを軒下で管理していたので、いよいよ玄関に移動しました。もう少ししたら台所へ場所を替えます。
咲くのは真冬になりますね(^-^;
あとは玄関前の動物オーナメントを物置にしまって、玄関回りがスッキリしました。
さて、肝心のバラの雪囲いですが、まだまだできません。
諸説ありますが、最高気温が7℃以下、最低気温が3℃以下、この状態で1週間くらいするとバラが休眠に入るのだそうです。
まだ最高気温が10~15℃あるので、気温とお天気と相談しながら作業をおこないます。
去年もずっと気温が高くて、12/5頃に急な寒波で雪が降り出しました。
それで慌てて作業した記憶があるので、今年は下準備を少しずつやっていきたいと思います。
作業手順はこんな感じです。
①葉っぱを全部むしります。これは病害虫を来年に持ち越さないためです。
②鉢の表面に敷いてあるマルチング材を取り除きます。
雑草とか余分な肥料も取り除きます。
このとき根元に癌腫がないかもチェックします。
③バーク堆肥とバークチップを載せて防寒します。
鉢バラに寒肥はやりません。
④アガパンサス同様に、プチプチか梱包材で鉢に腹巻をします。
⑤最後は三本支柱を立てて、荷造りロープで適当にグルグル巻きにします。
このとき不要な枝は先端をカットしちゃいます。
道具はだいたい百均でそろえます。
再利用できるものは洗って乾かして物置に入れておくので、そんなにお金はかかりません。
プチプチは窓に貼る防寒用のものが厚くてお薦めですが、普通の片面ポコポコの物でも大丈夫です。
根っこが凍るのを防ぐ為なので、暖地では必要ないかもしれませんね(^-^;
ざっと、こんな感じですね。
来年の3月第1週ころに剪定をするので、それまでは軒下などに寄せ鉢して越冬します。
雪が降ったら新雪を鉢の上の載せておけば、水遣り不要で防寒になります。
雪の下の方が外気より暖かいのですよ。
枝が太くて曲がらない、棘が鬼のストロベリーアイスやパシュミナなどは12月にバッサリ剪定してしまいます。
邪魔だしケガをしますからね!
本当に棘は凶器ですよ!
古くなったバラも結構バッサリやっちゃいますね(^-^;
もうひとつの作業が、鉢の用土替えです。
3月でも良いのですが、3月は水が冷たくてメッチャ寒いんですよね。
ハクじゃないですけど、鼻水垂らしながらの作業になりますよ(笑)
関東以南の方も1~2月の作業ですから凍えますよね。
わかります。
重労働です!
なので私はズルをして12月にやってしまいます。
バラの栽培指南書は関東を中心に書かれていて、寒冷地ではあてにはならないので、自分の感覚で作業しています(^^ゞ
去年の12月にかなりの数の用土替えをしたので、今年はそんなに数は多くないと思うのですが、大鉢のカクテルに癌腫が見つかったので、土を落して根っこの確認をしようと思います。
根まで癌腫がいっていたら、処分するか考えます。
根頭癌腫が出たからと言って、バラは死にませんよ。
けれど管理に気を遣うので、私は状況に応じて処分してしまいます。
我が家には本当にバラが多くあるので、ほかのバラに感染させるリスクを減らしたいのです。
カクテルは我が家の玄関を彩るシンボルツリーなので、このバラを失うのは惜しいですが、心を鬼にします。
そうやって、大好きなアンジェラともお別れしましたから……。
そのほかにリベルラとランタン・シトロイユが、集中豪雨の時に軒下にいながら雨どいから溢れ出た水を浴びてしまい、根腐れしちゃっているようなので、その確認もしたいです。
弱っているミステリューズも鉢を小さくしてようすを見るかな……。
あとはツルバラの仕立て直しですね。
ツルの仕立ては3月でもよいのですが、伸び放題のシュートを整理しないと、雪で折れてしまう可能性があります。
簡単にでも枝を整理して、アーチに誘引してしまいます。
そんな感じで、意外と冬の作業が多いのです。
しかも本当に重労働ですよ(;^_^A
これを書いているだけで、気が遠くなりそうです(笑)
でも好きだから頑張れます。
初夏のたった2週間くらいの開花のために、1年間苦労して育てます。
だけどその一瞬で報われるのです。
その時はハクのようにベンチに座って、じっと花を眺めるのです。
初夏の風に吹かれながら見るバラは素晴らしいですよ!
虫が飛んで来たら逃げますがΣ(゚Д゚)
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