追憶


  途切れる会話の気まずさを

       夜空の月に託す


  助手席の窓から月を眺めて

       あなたの声に耳澄ます


  月が車を

    追いかけているような

  そんな錯覚

  

  あなたが私を

    見てくれているような

  そんな願望


  いつか終わるドライブ

  いつの間にか時は過ぎ

  いつか忘れる思い出

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