ポテト
フライドポテトが大好きなあずくん。
ついつい食べ過ぎちゃうから、気を付けていますが。
パパはまだ帰ってない。
それなのに気付けばポテトは、お皿に一本だけ。
「あずくん、パパのぶんのポテトは?」
「んっ!」
「えー?! 一本だけっ?!」
「んっ!!」
おくちいっぱいにポテトをつめこんで、もぐもぐしながら、「一本ある!」と主張するあずくん。
パパが帰ってきて、「え~、一本だけ?!」と、同じくだりを繰り返し。
ママがパパの食事を用意しているうちに。
「え、ポテトないやん!」
ママが気付いた時には、もうおそい。
ポテトのお皿は、からっぽ。
あずくんはパパに残したはずのさいごの一本も、食べてしまったのでした。
ねんねの前に、今日食べたものの話になって。
たまねぎ食べたね。
レタス食べたね。
たまご食べたね。
ポテト食べたね。
じゃあ、パパのポテトは? と聞いてみると。
「あずくん、食べちゃったんだぁ!」
とニヤリ。
パパのことはだいすきだけど、ポテトはもっとだいすきなあずくんです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます