第3話 古書店の花瓶一輪曼珠沙華 希死念慮も溶けた時計と
古書店の花瓶一輪曼珠沙華 希死念慮も溶けた時計と
萩の月彼岸の和傘曼珠沙華緋色の狂人唱えや、少年
蔵の中少年棲まう時の影 曼珠沙華に死への接吻
誰もいない古書の羅刹蔵の中美少年作家の死人花と
馥郁と蔵に少年妖美さを纏い切れぬ、と死人花嘆く
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