第4話 愛をください

 社内にラムネが大好きなクライアント(しかも年上、大先輩)がいる。

 仮に、Rさんと呼ぼう。

 Rさんはガリガリ食べる方のラムネが大好きで、たまたま駄菓子の(ラムネの瓶型のプラ容器に入った)ラムネを貰ったわたしは、まずRさんにラムネを貰ってもらえるかをメールで確認することに。


 ※以下社内メールのやりとり


 平:Rさんて、ラムネお好きですよね?


 Rさん:ラムネ好きですよー。前にいたYさんから「うちの子と同じラムネ食べてるー!(笑)」って笑われたけど。

 あれ?私、また笑われてる?!


 平:いえいえ、笑ってないですよ、全然(笑←あっ)

 実はラムネ貰ったんですけど、うち誰も食べないので、宜しければ貰っていただけないかと。


 Rさん:笑ってんじゃんwww

 誰も食べないなら、喜んで頂戴します!



 って訳で、わたしが貰ったラムネはそのままRさんの手に。



 ※以下。再び社内メールのやり取り


 Rさん:ラムネ、おいしく頂戴してます!でも、パッケージに書いてあった「幸運のハート型ラムネ」は入ってなかったみたい…


 平:えっ?!ハート型ラムネ?!そんなのあったんですねぇ……なんか申し訳ないです。わたしの愛が足りなかったせいでしょうか?


 Rさん:足りないです。愛をください……


 平:えぇっ?!

 愛……愛?!

 こんなに愛しているのにっ?!

 もうっ、Rさんたら、お強請りさん♪


 Rさん:ヤバい、ツボった(笑)

 愛、足りないでーす!


 注:Rさんと平は恋愛関係にはありません。Rさんも平も異性愛者ですし。どちらも女性ですしね。


 あー、面白かった♪

 しかし、年上の大先輩をこんな風に揶揄っていいんだろうか?

 まっ、いっか♪

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