第8話 かきわすれ
なんか、忘れているなぁ?
とは、思っていたのよ?
でも、それが何かは、全然気づかなくて。
別に、下着をつけ忘れている訳でもないし、洋服を着忘れている訳でもないし。
一応、化粧もし忘れている訳ではない。
会社へは、お財布と社員証さえあれば行ける。
で。
会社へ到着。
暫く仕事をして、いくつかミーティングもこなして。
そして、お手洗いへ。
用を足して手を洗い、ふと鏡を見て。
げっ!
眉毛!
書いてないっ!!
慌てて自席へ戻り、化粧ポーチを手に再びお手洗いへ。
実は、眉毛の書き忘れは今までにも何度かある。
そして、ただの一度も、誰にも指摘されたことが無い。
前髪で一部は隠れるけれども、それでもやっぱり、自分的にはぼんやりした顔に見えるんだけどな?
元々ぼんやりしている顔だから、目立たないのか……
それでもね。
あー、恥ずかしかった!
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