おれのありふれた日常で思うこと
天白あおい
地下鉄で視界に映る元気な子無垢な笑顔が俺には眩しく
『地下鉄で視界に映る元気な子無垢な笑顔が俺には眩しく』
帰りの地下鉄、夕方、ガラガラの車内、トンネル中を一定のリズムを刻んで進む。窓の外を見ても暗くて殺風景。まるで俺の未来を暗示しているかのよう。
でも今日は違った。車内には吊り革を頑張って掴もうとしたり、母親に話しかけたりと忙しそうな子供がいた。その子の見せる輝いた笑顔が俺には眩しかった。
もうちょっと頑張ってみるかぁ。
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