主なき庭に響いた添水の音 あきを告げても水注ぎ足し
あきを
家人のいなくなった庭に
秋の到来を告げているようだった。(
夏が終わったことを告げても、
水は再び注がれていた。
「あき」→「秋」「飽き」を掛けて
「水」→「水」「見ず」を掛けて
→
(見ている人間が)飽きた、と呟いたところで、(添水の方は)飽きることなく繰り返される動作(音)だった。
という、
→
たとえ家人に飽きられてしまっても、鳴り止まない
という、
静かな想いを込めた歌である。
と、
同時に…
→
夏のように、あつく燃えるような恋は、飽きられてしまった。
想い人は去ってしまったけれども、わたしの想いは続いている。
想い人が見てくれない(「見ず」)のだとしても。わたしは、
その想い(「
という、
情熱的(しつこい?)な歌でもあったりします。
ちなみに。
「
厳密に言うと、
読み手の方には、この景色、どのように受け止められましたか?
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