第17話 見た目と中身
ルックスは中の下
ファッションセンスは外を歩くのに恥ずかしくない程度
友人に手伝ってもらって見た目を整えて、婚活パーティといった出会いの場へも積極的に出向いている
だけど、結果は
『会えて良かったです』
『機会があったら』
など、連絡先は交換できてもその場だけで終わってしまう始末
常識も良識もそれなりにあると思っているつもりだ
ただ、その時々でビシっと決めても着慣れていない服だから
服に着られてる感が出ていたのか、敬遠されがちだったのかもしれない
経緯は省くが、ひょんな事から俺が大金を持っている事がその人達の耳に入ったようで連絡がひっきりなしにくる様になった
ひけらかすつもりはなくお付き合いできた方に時を見て話すつもりでいた事だ
その人達を毛嫌いするつもりはない。真っ当な反応だと思っている
そして俺もそんな人達を相手にするつもりはない。これも真っ当だと思っている
関わるまで分からないのだから当たり前だと。お互い様だと
事の顛末を顧みてふと思った
【シュレーディンガーの猫】ってこういう事か!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます