涙なしには見られなかったキレ夫氏の過去語り動画
順番的にはガーシーか三納の話をそろそろしなければならないと思っていたのだが、その前に緊急でキレ夫氏の過去語り動画について話したいと思う。
無事動画投稿も復帰(?)され、このままずっとキレ夫氏の動画を拝見させて頂けるのかなと、そんな穏やかな日々がいつまでもずっと続いていくのかなと思っていたのだが、ご本人はそれほど健康状態が思わしくないらしく、糖尿病の症状で手足が痺れてきたり、目が霞んで失明の可能性もあるなど告白されており、これまでずっと氏を応援してきた筆者としてはショックとしか言いようがなかった。
詳しい内容に関しては動画の方を見て頂くとして、キレ夫氏は動画内で自分の過去について、父がヤ〇ザに土地を騙し取られたと母に聞かされて育ち、そこからずっとその人物を恨んで復讐したいと思い生きてきたと語られていた。(ご両親は離婚)
なるほど、以前からヤ〇ザに自分の親父のルーツを聞きに行くというような動画が上がっていたのは、そういう過去があったからなのかと初めて分かったし、財産を持たないことやあまり親しい人を作りたくない(迷惑をかけたくない)というのは、そういった過去から生まれたものなのかなと得心が行った。
動画投稿の当初、筆者はキレ夫氏が世捨て人というか自暴自棄のような印象を感じていて、それがずっと謎だったのだが、動画でDQNや反社など人に迷惑をかけておいてデカいツラをしている奴らを許せなかった(ドーンしていた)のは、そういった理由があったからなのかと謎が解けた。
過去語りの後、母の主張(お父さんはヤ〇ザに騙された)と父の主張(別に自分は騙された訳ではない)が食い違っていたため、動画の最後ではキレ夫氏が過去を確かめに直接お父さんに会いに行くのだが、その別れの際にキレ夫氏は人目もはばからず号泣していた。
あのパワリフ日本記録保持の、日本一の力持ちで、ちょっとだけひねくれたところもあるものの、実は誰よりも心優しい方が。
認知症のお父さんに対して、『達者でね』『自分を産んでくれてありがとう』と。
人間元気なようにしていても、いつ自分の周りからいなくなってしまうのかは本当に分からない。
最近では笑福亭笑瓶氏の突然の訃報など、あの方はテレビで見ていても先輩後輩関係なく、周りに分け隔てなく気を遣う優しい人柄であることが伝わってきたし、関係者の方々の哀しみは計り知れないものがあると思う。
最近筆者の周りでも突然の訃報があり、生前とてもお世話になった本当に優しい方だったので、笑瓶氏のこともキレ夫氏のことも、とても他人事とは思えなかった。
筆者が感じたのは、ここにいなくなってしまった方々のためにも、『あの時ああしていれば良かった』と後悔しないように、『今』を生きていかないといけないということ。
手遅れになる前に、好きな人には好きだと伝えよう。
何かをしてくれた人には『ありがとう』と伝えよう。
自分が悪いと思ったら『ごめんなさい』と頭を下げよう。
美味しいものは取っておかずにすぐに食べよう。
やりたいことは後回しにせずすぐにやろう。ただし、人様に迷惑をかけないように。
この動画のコメント欄を見た。
筆者も含め、リスナーはキレ夫さんに少しでも長く生きていてほしいと願っていた。
何故そう思うのかというと、ご本人はあまり好かれるのは落ち着かないと仰っていたが、みんなキレ夫さんのことが好きだからだ。
これまでずっとキレ夫さんを見てきたリスナーは、キレ夫さんが少しひねくれながらも自分の中の『真実』を貫いてきたこと、他のユーチューバーのようなヤラセなど一切なく身体を張って『ガチ』を届けてきたことを知っている。
人間元気なようにしていても、いつ自分の周りからいなくなってしまうのかは本当に分からない。
喋ったり笑ったり食べたり怒ったり泣いたり、今ここに生きていること自体が、この世で一番大切にしなければならない『奇跡』なのかもしれないと感じた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます