ユーチューバーランキング バトル系世直しチューバー!足立区役所すぐキレる課 増補版

バトル系世直しチューバー!足立区役所すぐキレる課 Sランク


ボケ 98 Sランク

ツッコミ 89 Aランク

トーク 80 Aランク

理論武装 97 Sランク

ドーニング 99 Sランク

電凸 100 Sランク+

弁達屋 100 Sランク+

江東伝力 100 Sランク+

ジロリアン 100 Sランク+

蛮勇 100 Sランク+

技を超える限りないパワー 100 Sランク+


【解説】

超久しぶりのユーチューバーランキング、今回は以前時間がなく中途半端な形に終わってしまっていた、YouTube界の良心(?)生きる伝説、足立区役所すぐキレる課氏の能力について、恐らく世界で初と思われる本気の考察をしていきたいと思う。


何故そんな誰も得しないことをしようと考えたのかというと、筆者はキレ夫氏のことを、密かにYouTubeで一番面白いと思っているため(いや、堂々と思えやw)。


今回の増補版を執筆するにあたり、ご本人には事前にTwitterの方でお伝えしたため、これで心置きなく好き勝手に……あわわ、真剣に解説させて頂けると嬉しく思っている。


Twitterの方で氏には相互フォローして頂いているのだが、そもそも何故そんなことになったのかというと、発端は筆者が以前書いた氏の解説に、ご本人からコメントを頂いたため。


ここからは推理になるのだが、以前氏の動画のコメント欄に、謎の人物から「情報屋さんに紹介されてたぞ」というコメントがあったため、氏はそれを見て筆者のブログを見てくれたものと思われる。


いや、誰が情報屋さんやねんwワシ、ブログで稼いだのうまい棒一本分やからな?うまい棒一本で情報屋認定されてデメリットしかねーじゃねーかwウケるw誰がうまい棒マスターだよw


……。


……。


……。


……筆者はあくまでその時自分が面白いと思ったものをランキングにしているのであり、勝手にその辺の情報屋とひと括りにされるのは心外であるため、そこは出来れば機転を利かせて「ランクマスターの人に紹介されてたぞ」と言ってほしかったと思う。


今回改めて氏の解説を書くにあたり、これだけはどうしても言っておきたかったのである。(おきたかったのである。じゃねえよ!!なげーよ前置きが!!はよ本題に入れやクソが!!お前にドーンしたろかコラ!!)


まあ、そんなくだらない話はこの辺にしておいて、早速氏の能力について解説していきたいと思う。


氏のファンの方には楽しめる内容になっているはずなので、まだ観たことがないという方は、先に氏の動画を観てからこちらの解説も楽しんで頂ければ幸いである。


さて、今回のランキングを執筆するにあたり、筆者は改めて氏のほぼ全ての動画を観直して、研究に研究を重ねた。(暇かよ!!他にすることあるやろ!!お前にドーンしたろかコラ!!)


まずはボケの能力から行こう。


ボケは98のSランク。


氏はその大柄な体躯とは裏腹に、内面は非常に繊細な方と思われる。


直接お会いしたことはないが、おそらく普段はとても礼儀正しく物静かな方であり、動画内でのキ〇ガイキャラ等は、演者として芸人でいうところの『憑依芸』を演じておられるものと見受けられる(まあ、それを言ってしまうとある種の営業妨害にもなってしまうのだが、憑依については以前ご本人が動画内で触れておられたので良しとしよう)。


本来の自分とは違うキャラを演じて笑いを取るという点では、氏は内村光良や太田光などと同じく『憑依芸人タイプ』に分類され、芸人としての適性ではボケ向きの性質を持っていると言えるだろう。


では、そんな憑依芸人タイプの氏の活動についてだが、以前ご本人が動画内で名前を問われた際、たしか「短気物産のすぐと申します」と答えられていたことから、『すぐキレ夫』は本名であり、そのまま本名を使ってご活動されているものと思われる(考えうる漢字としては『素愚綺麗夫』といったところか)。


『バブル中島』『神田田明』等の、ご本人ですら忘れているのではないかと思われるレア憑依キャラクターも存在し、氏のバラエティに富んだ幅広い憑依ボケ能力を感じられる(いつかビックリマンチョコの亜種の『キレクリマンチョコ』で、氏のキャラクターがシール化されれば面白いのだが)。


氏のボケ活動の中でも特に秀逸なのは、やはり女性専用車両関連の動画だろう。


氏の数ある動画の中でも、好事家の間では特に名作と目されている女性専用車両動画だが、筆者が高く評価したいのは、他の同種の動画の投稿者と違い、氏の動画がユーモアを交えて問題を提起している点だ。


他の同種の動画の中には、日常生活で何の取り柄もないオッサンが先駆者の真似をして、女性専用車両の中でルールを盾にイキッてヒーローを気取っているように見えるものあり、個人的にはあまり評価していないものもあるのだが、氏の動画はそれらの動画とは違い、『ユーモアで視聴者を楽しませると同時に問題提起』をしている。ここが本当に素晴らしいのである。


別に女性専用車両に男が乗って誰かと口論になるだけで、動画は成立しているといえばしているのだが、それだけでは視聴者にとって面白くない、何より『そんな動画を撮っている自分自身が面白くない』からこそ、そこで立ち止まらず更に発想を膨らませて笑いを盛り込む。


これこそが放送室で松本も語っていた『笑いのサービス精神』であり、筆者が氏の動画を高く評価する点の一つである。


このように、氏は自身のサービス精神によるユーモアを交えて、世の中の一見『常識とされているもの』に警鐘を鳴らしているのだ。


氏の女性専用車両動画の企画の中には、車掌に自分がトレンドリーダーやドラッグバイヤー等の無茶苦茶な職業(?)であることを告げれば、どこまで女性専用車両に乗れるのか?というものがある。


ガキの使いにもアイスコーヒーやナポリタン等の言葉を崩して注文して、どこまで通じるか?を検証する『限界シリーズ』というものがあるのだが、これはおそらくガキの使いに対する、氏一流のオマージュなのだろう。


女性専用車両動画の企画では、他にも女性の駅員さんの前でわざと『マ〇コ』と連呼するというセクハラ企画があり、それはそれで筆者は腹を抱えて笑ったのだが、ファンとしてはやはりそこは礼儀正しく聞くのではなく、ある程度はコーマンな態度で臨んでほしかったし、『夜霧のハウスマヌカン』の替え歌で『夜霧のハウスマ〇コー』を歌ってみるとか、多少値は張っても『宮崎のアップルマンゴー』や『赤貝』『アワビ』『栗の花』等の持参品も用意してほしかったのが正直なところだ。(?)


もっと言うと、男性の駅員さんに『チ〇コ』のことを尋ねる時は、やはりそこはある程度は勃起不全を装いながら、『ペニーレイン』の替え歌で『マイペニーノーライフ』を歌ってみるとか、オリジナルの小説『月と六ペンニス』を出版社に嫌がらせで送り付けてみたり、『陰毛を巻き付けたちんげん菜』や『ホッキ貝』『皮付きヤングコーン』『黒糖いなり寿司』等の持参品を持って、駅員さんの元に馳せ参じてほしかったと思う。(??)


ツッコミは89のAランク。(今のでボケの解説終わりかよ!?89のAランク。じゃねえよ!!)


氏の動画のファンの方であれば言わずもがなだが、『ガチムチ赤ら顔』『ドラクエでいうと下』『自分で自分を告訴』等のパワーワードが示す通り、(おそらくプロの芸人を含めたとしても)氏のワードセンスは図抜けている(以前解説した『シュレッダー係』なみのワードセンスと言えばわかりやすいだろうか)。


頭の回転が早く、選択するワードのセンス自体が非常に高いだけに、稽古を積みテンポや間を身体に染み込ませれば、すぐに上達してツッコミも器用にこなされるタイプだと思われる(ボケ、ツッコミ共にこなせるハイブリッドタイプ)。


とはいえ、やはり氏の本来の適性はボケであると考えられ、ボケの能力と比較して総合的にはこの評価となった。


トークは80のAランク。


前述の通りワードセンス、そして物事に対する思考力、洞察力が非常に高いため、トーク評価は80のAランクとなった。


理論武装は97のSランク。


通常、ユーチューバー(というか人間の心理)というものは、自分の動画に来たアンチコメントはスルーしてしまいたいものだが、氏は動画にコメントしてきたアンチユーザーにも議論を吹っ掛けることで、さる筋では名を馳せている。(?)


その辺の子供騙しのゴミチューバーのチャンネルであれば、動画を一度観てしまえばそれで終わりなのだが、氏のチャンネルの場合はまずは動画を観て楽しみ、その後コメント欄のいさかいを見て楽しむという、二段階の違った楽しみ方が出来るのが稀有な特徴だと言えるだろう。


動画自体の面白さもさることながら、コメント欄による人間同士の醜い争いは一見の価値があり、ネタとして充分に腹を抱えて笑えるものである。


このように、通常であればスルーしてしまいたいようなアンチユーザーですらも、議論で言い負かすことによって更正を促すというのは、氏にとってのある意味信念を持った『世直し』なのだろう。


さて、熱心なキレる課ユーザーであればご存知の通り、こと議論において氏を言い負かすことは非常に困難である。


議論についての本を出版されていることからも分かる通り、議論、引いては理論武装の能力に関しては、日本でも最強クラス(いや、ランクちゃうんかい)の能力と言えるだろう。


氏に襲い掛かる数々のネット上の論客達が、何故議論で氏に勝てないのかというと、日本という国が法治国家だからである。


氏は動画を撮る前に、その内容が法的に問題がないかどうかを様々な観点から検証して、撮影に臨んでいるものと思われる(急な撮影の場合は動画をアップする前に検証されているのだろう)。


そうして、その動画をアップすることによって予想される大衆の反応、疑義も氏の中では事前に予想済みであり、それにより起こり得る主張に対する法的根拠に基づいた反論は、動画をアップする前に既に氏の中に用意されていると考えて良い。


日本が法律を第一義とした法治国家である以上、法的根拠に基づいた主張にはそれ以上言い返しようがなく、感情論や常識論に逃げるしかなくなってしまうのである。


つまり、法治国家に住んでいる以上は、氏の動画に対する反論は全て氏の掌の上で転がされているようなものであり、それが嫌であれば最初から氏の動画自体を観ずに放置するしかない。これがほんとの放置国家。違うか!!わっはっはっはっは!!


……。


……。


……。


……そんな最強レベル(いや、ランクちゃうんかい)の氏の理論武装だが、何故97に留まったかというと、氏が(おそらく)弁護士免許を持たれていないこと。


本職の弁護士がこのような動画を撮っていれば更に腹を抱えて笑えるだけに、氏には是非とも司法試験合格に向けて、参考書の購入から合格して『足立区すぐキレる法律事務所』(絶対頼みたくない)設立に至るまでの一部始終を、是非長編の大作として動画に収めて頂ければと思う。


ドーニング能力は99のSランク。


普段から氏の動画に親しまれている方には耳にタコだが、万が一ご存知ない方のために説明しておくと(ご存知ない方はこんなもん読まねーよw)、ドーニングとは所謂『喪黒福造』のオッサンが被疑者に対して放つ『ドーン!!』という衝撃波を、氏が現実の腹立つ奴に対して同じように放つという、漫画の世界を現代に蘇らせた氏の禁断の大技である。(?)


氏の類い稀なるドーニング力は、おそらく師である喪黒福造氏から薫陶を受けたものである可能性が高いが、ここでは敢えてもう一つの可能性について言及しておきたい。


それは、キレ夫氏が『ドーニング共和国』の出身だった場合である。


この国の『ドーニンガー』は暇さえあればターゲットを見つけてドーニングをしているため(ヤな国だな)、フランス人がワインを嗜むのと同じ感覚で、日々の習慣=トレーニングという形で自然にドーニング力が養われていくことになる。


まあ、だからと言ってそれがどうしたという話なのだが。(じゃあ最初から言うんじゃねえよ!!)


筆者としてはこれ程のドーニング力を有する氏の評価は満点にしたかったのだが、既に喪黒福造という先駆者が存在する以上満点は付けられないと判断し、断腸の思いで99を付けさせて頂いた。


ドーニングが氏のオリジナルであれば文句なしにSランク+を付けていただけに、非常に勿体ないところだ。


ところで、氏の動画のコメント欄では、ドーニングという言葉があたかも広辞苑に記載されている言葉であるかのように、ユーザーに親しまれている。


『最高のドーニング』であるとか、『今度はあれにドーニングやってみて下さい』であるとか、いや、そもそもそんな日本語ねーよwと思うのだが、これほど自然にすんなりと人々の中にドーニングという言葉が浸透しているというのは、(誰も着目しないが)実に驚くべきことだろう。


夏目漱石や福澤諭吉なども数々の造語を作り、それが後に大衆に広まっていったと言うが、こういった大衆に浸透する言葉を作れるというのは、真に言語を操るセンスのある者にしか出来ない芸当である。


夏目漱石も福澤諭吉も共に紙幣のデザインに使われているということで、デザイン変更の暁には是非キレ夫氏の肖像を新紙幣のデザインにしてみてはどうかと思う。(??)(日本沈没するわ!!)


さて、ドーニングと言えば氏の中でも特に問題作とされているのが、ダイソーで100円で購入したというゴリラのお面を被っての、『第一回ゴリラナイトウォーク』。


通常のドーニングであれば、氏が先に何かをやられる→腹立つ→ドーニングという流れでドーニングが進むのだが、この動画に限っては道を歩いていただけのオバハンを驚かすという意味合いでドーニングが用いられている。


前回の解説で点数を下げたのは、主にこの動画の粗相が要因だったのだが、氏自身もあれは流石に少しやり過ぎたと反省されている模様で、以降はただ単に驚かす意味合いでのドーニングは鳴りを潜め、行為に対しての正当な目的(?)を果たすための手段としてドーニングが用いられている。


おそらく、この動画を撮影した段階では、氏の中でもまだドーニングに対しての認識が手探りの状態だったのだと推察するが、第一回と書いてあるからには、ファンとしては第二回を期待してしまう心情もなきにしもあらずだろう。


第一回と書いてはあるが、第二回が始まることはおそらく永久にない、まるでジャンプ掲載時のスラムダンク最終回だが、奇跡的に氏の気が変わることを、気長に待つことにしたい。


最近では、ババアにしか放たないドーニングの変化版『ババーズバーン』なる新技も登場してきており、ドーニングの更なる進化が待たれるところである。


また、氏のドーニングの衝撃波を受けた対象の表情が、リアルから藤子不二雄A風の画風にムクムクと変わっていけばより腹を抱えて笑えると思うのだが、流石にそれは編集的にかなり高度な技術が必要とされるだろうから、個人単位のチャンネル運営ではなかなか難しいところだろう。


電凸能力は堂々のSランク+。


世の中の疑問や違和感に対して、どこにでも臆することなく電話を掛けまくって、しつこく……あわわ、熱心に世を正そうとする姿は、いつ見ても一人の人間として深い感銘を受ける。


氏の電凸能力が最高評価であることを一番良く知っているのは、他ならぬ氏に電凸された相手に違いない。


弁達屋能力は氏のオリジナルということもあり、100のSランク+。


氏の弁達屋活動で一番の代表作と言えば、やはり迷惑駐車をトラックドライバーに注意しにいく【おっさんレンタル】と題された動画だろう。


詳しい内容はここで記すより、実際に氏の動画を観て頂きたいと思うが、弁達をした結果が逆ギレされ最終的に鉄パイプで殴られそうになるという、およそ考え得る限り最悪の結末で、初め観た時など筆者は腹を抱えて笑ってしまった。


個人的には相手のトラックドライバーの方が相撲芸人のあかつにしか見えなかったのだが、危険を顧みず身体を張って世直しを遂行する氏のあまりに漢らしすぎる姿勢は、ファンでなくとも最高評価で異論はないだろう。


ところで、氏は以前別の動画内で警備員の方に自身の便をパックに詰めてプレゼントしようとしていたが、これでは『弁達屋』ならぬ『便達屋』である。(これが言いたかった)


たしかに、人様に自身の便を配達するという事業に関しては、これまでどの企業も参入してきていない分野であるため、ここに目を付けられた氏の先見性は特異なものがあると言えるだろう。


江東伝力に関してだが、結局弁達屋の活動とどう違うのか、ネット界1のキレ夫フリークである筆者ですら未だによく分かっていない。


弁達屋は対面、江東伝力は電話での代弁なのかとも考えたが、江東伝力のアダルトショップ編では直接店員に言いに行かれているし、いまいち違いがよく分からないのである。


まあ、氏の中ではそれほど明確に区別する気はなく、依頼があれば別に名称はどちらでも良いという感覚なのかもしれない。


ジロリアン能力は安定のSランク+


『二郎ニュース』を欠かさず観られている方であれば、氏が生粋のジロリアンであることは解説不要だろう。


二郎関連の動画で一番面白いのは、やはり二郎の店長と口論して店を出禁になるまでを克明に描いたドキュメンタリー動画だと思うが、コメント欄での氏の発言によれば、出禁にならなければその後履歴書を持って二郎にバイトの面接に向かう計画があったらしい。


敵対している店でバイトの面接wそんなんオモロすぎるやろwと筆者は思ったのだが、残念ながら氏は出禁となり、結局この計画は幻に終わってしまったようで、ファンとしては是非この幻の企画を観てみたかったのというのが本音である。


このように、氏の企画立案のセンスには相当なものがあるのだが、特筆すべきはこれだけ面白いにも関わらず、氏の動画には全くと言って良いほど金が掛かっていないこと。


金を掛ければ面白い動画など作れて当たり前(実際にはそれでも子供騙しの動画が多いが)、アイディア、行動力、センスがあれば、金など掛けずとも面白い動画を作れるという、動画作りに対する氏の強い信念と自負を感じる。


クリエーターというものは、人によって大小違いはあれど、皆自分の中に『超えるべきハードル』を持っている。


その『ハードル』をこの作品は超えているのか、それとも超えていないのかで、その作品を世に出すかどうかの葛藤をしているのである(陶芸家が気に入らない作品を壊して、納得行くものだけを残すようなもの)。


氏が最も重要視されているのは、その作品が『自分の中にある面白さのハードル』を超えられているかどうかであって、金や名声などではない。


もちろんそれはあるに越したことはないのだが、自分の納得出来るものを作りながら、最終的に金や名声も付いてくればいいというスタンスなのである。


氏から『俗物』という発言が出るのは、このように金や名声を第一義とするのではなく、それ以外の価値観を探求したいからこそなのだ。


作品作りに関してはご本人も以前仰っておられたが、作者というものは常に自分の作品についてメタ視点を持っている(というか持っていなければならない)。


三人称、つまり『神の視座』で、自身の作品を俯瞰的に見れなければならないのだ。


氏の場合もそれは同様であり、片方ではキチを演じながらも、それと同時に今画面に自分がどう映っているかを客観的に見る視点も持たれているはずだ(別に多重人格という訳ではないが)。


キチを演じながらも、起きていること自体は事実と仰られていたが、氏の動画はフィクション(企画、演技等)とノンフィクション(他者、事件等)の融合とでも言おうか、その両者が丁度良いバランス感覚(ご本人の談によると半々)で共生しているからこそ面白いのだろう。


ジロリアンの解説をするつもりが、深い精神性の話になってきたので、脱線ついでに『ものさし』の話をしたいと思うが、人は全て自分の中に世の中の事象を測るものさしを持っている。


このものさしは自分自身の大きさ(能力やセンス、人間性など)によって、物事を測れる大きさ(限界)が変化するのが特徴だ。


それは出来事に限らず人物に対しても同様であり、相手の大きさを測るには、自分がそれと同等、あるいはより大きなものさしを持つしかない。


相手の大きさを理解出来ないのは、自分がその人物の大きさを測れるだけのものさしを持てていないからだ。


極端に小さかったり、ねじ曲がったものさしではなく、相手の人間性、才能、価値を正当に評価出来る、大きくて真っすぐなものさしを持たなければならないのだ。


かつてあの戸愚呂弟も言っていたが、相手の強さを理解するためには、自分が強くならなければならないのである。


筆者も常に大きくて真っすぐなものさしを持たなければならないと、自分自身に言い聞かせている。


何故なら、自分が相手の大きさを測るものさしを持てていないのであれば、相手に対する評価は失礼にあたるからだ。


これほどネットが世の中に浸透し、SNSなどで気軽に自分の意見を発信できる昨今、人による人の採点は今後もどんどん加速していくだろう。


筆者も『採点!!なんでもランキング!!』などと偉そうに採点しているが、その採点、センス、妥当性を常に読者の方に採点されているのであり、ある意味では『採点されられ!!なんでもランキング!!』であるとも言える。


これからの世の中は正に『大採点時代』であり、各々の持つものさしの大きさが問われていくことになる。


大きなものさしを持つ者は、大きなものを正当に測ることができる(ここ大事。テストには出ない)。


小さなものさししか持たない者は、それ以上の大きさを測れない(測れた気になっているだけ)。


思わず途中からジロリアンと全く関係ない解説になってしまったが、つまりはそういうことなのである。


さて、精神性の話が長くなってしまったが、本題に戻ろう。


蛮勇の能力は100のSランク+。


同系統の能力では以前解説した浜田の『ドン・キホーテ』があるが、ドン・キホーテは浜田専用の特殊能力のため、氏の能力に関しては敢えて『蛮勇』とした。


蛮勇とは主に『向こう見ずの勇気』を指すが、街を行くオラオラ系の方々と氏が奇跡的に出逢い、口論になり、蛮勇を振るう。


この一連の流れを、足立区役所すぐキレる課では『蛮勇引力の法則』と呼ぶ。(これが言いたかっただけ)


ジョジョのスタンド使いはスタンド使いにひかれ合うではないが、氏とオラオラ系の方々(スタープラチナもオラオラ)が出逢い、共に悩み、時には争い合い、成長し、一つの答えを導き出す。


これはもう、ある意味蛮勇引力の法則によって定められた運命なのかもしれない。(?)


最後の、技を超える限りないパワー最高評価について。


技を超えると書けば、一見氏に技がないのかと思われる向きもあるかもしれないが、そうではない。


氏の場合はきちんと技を備えた上で、それをも圧倒するとびきりZENKAIパワーのことである。


勿論これには最近の氏の活動であるパワーリフティングでの意味合いも込められているが、女子供は観なくて良いとでも言うような、あまりに漢らしすぎるストロングスタイルの動画作りの意味合いも込められている。


女性専用車両動画やドーニング動画等の大作に隠れがちだが、筆者が氏の動画で密かに一番面白いのではないかと目しているのが、ウンコを漏らして洗ってもウンコが取れないと、メーカーにイチャモン……ゲフンゲフン、クレームを入れるウンスジの肛門ゆるキャラ動画。


面白いにも関わらず視聴数が伸びないし、コメント欄でも誰もツッコんでいなかったので、数年の時を経て改めて筆者がツッコもうと思うが、氏が期待していたのは「いや、漏らさなええだけやんwなんで最初からウンコ漏らす前提で話が進んどんねんw」というツッコミだったのだと思う。


本当にもっと視聴数が伸びないとおかしいと思うのだが、ものさしの話ではないが単なるクレームと受け取られてしまい、氏の意図があまり伝わっていないのかもしれない。


ストロングスタイルの企画では、他にもコンビニの女性店員さんにエロポンの場所を尋ねるという、非常に晴れ晴れとしたジャニーズなみに爽やかな企画もあったが、ファンとしてはそこはエロポンなどと濁さずに、「マ〇コを見ながら興奮してポ〇チンを千回シコりたいので何かオススメのお下劣本はありませんか」と言ってくれるのを期待していた人もいたかもしれない。


あるいは、夕飯のおかずにおでんのウインナーとちくわぶを購入して、「すいません、他に夜のオカズってありますかね」と質問し、このボケに女性店員さんが「あ、はい、温めはどうされますか」などと乗ってきてくれれば締めたもの、「お姉さんのでお願いします」と答えられれば完璧だったのだが、流石に現実にそのような状況など起こるはずもなく、これらは全て机上の空論であることは間違いない。(ちょっと何言ってるか分からない)


あと、以前たしか街での喧嘩を氏が仲裁するという動画があり、強風でバタバタ音が五月蝿くて全員何を言っているか全く聞こえなかったことで、筆者は腹を抱えて笑ってしまったのだが、探しても見つからないため、あの動画は削除されてしまったのか今でも謎である。


さて、まだまだ書こうと思えば書けるが、さすがに長くなりすぎるので、ここでひとまず終わりにしたいと思う。


ちなみに、今回の採点はあくまでユーチューバーランキングでの採点であり、お笑い芸人ランキングの採点とは別個の独立した点数であることをここに記しておきたい。


氏は幼き頃卓球部に所属されていたらしいことを最近知ったが、筆者も幼き頃同じように卓球部に所属していたため、思わず親近感を抱いてしまった。


現在氏は動画作成とパワーリフティングの大会に照準を合わされていることと思うが、これだけのお笑いセンスがあるだけに、プロの芸人を目指されることはないのだろうかと思う。


頭の回転も早いし、度胸も行動力もあるし、センスもあるし、スキンヘッドにあの体格とパワーというキャラクター性も濃いわで、筆者としては芸人に向いているとしか思えないのだが、まあそれは今後のご本人の目指される方向性次第なのだろう。


氏は『ウザい奴を言い負かす技術』という本も出版されているので、興味のある方は是非一度読まれてみてはいかがだろうか。


ただ、今回氏の著作を皆様にオススメするにあたって、一つ大きな問題がある。


それは筆者がまだ、氏の著作を購入していないということだ。(????)

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