3.
「改めて自己紹介します。私、警察庁探偵局〈S.S.S〉の室長、
ボクと相棒の真向いのソファーに座る清麿さんは、警察手帳を取り出して広げた。
「おう。で、何なんだ、その警察庁探偵局〈S.S.S〉ってのは?」相棒は葉巻を吸いながら聞いた。「警察庁の部局に探偵局なんてのは聞いたことがねーぞ」
「知らなくて当然ですよ」と、清麿さんはブルゾンのポケットからペロペロキャンディを取り出して舐め始めた。「探偵局は、つい先日、新設された部局ですからね。近年、闇バイトや地面師など犯罪が複雑化する一方で、警察官志願者は年々、減少する悪循環を解消すべく、日本でも海外の探偵制度を取り入れて、私立探偵を刑事事件に介入できるように警察庁が開局したのが探偵局です。そして、私が室長を務めるSEARCH《サーチ》・SUPPORT《サポート》・SECTION《セクション》――通称〈S・S・S〉は、刑事事件が発生した際に探偵も捜査員として加わる部署でして、探偵が受けた依頼に事件性がある場合は、警察と共同捜査することで、事件を未然に防ぐことも視野に入れています」
清麿さんの話を聞いてボクはほへーと、感嘆の声を漏らす。「まるで、ドラマみたいだね」
その隣で相棒は葉巻を深く吸って、煙を吐いた。「で、俺は知らず内に探偵局とかの顧問探偵にされちまったワケだ」
「そのことも気になるけど、相棒が変身したヒーローとゴリラ人間のことも聞きたいんだけど」
ボクがそう聞いた途端、あの喧しい声が聞こえてきた。『それについてはワシから、説明しよーーオッ!!』
あのアイザック博士のデカい声が事務所に轟いた途端、ボクたちはまた飛び上がってしまった。
「博士、そんなに大きな声を出さなくても、先生たちには聞こえていますよ」清麿さんはポケットからパトカー型のケータイを取り出して、昨日の相棒と同じくテーブルに置いた。
『おお、スマン、スマン』と、携帯電話の向こう側から、博士は平謝りする声が聴こえる。
「ジジイ。アンタ、警察の人間だったのかよ?」相棒は電話の向こう側の博士に話しかけた。
『そうじゃ。ワシは科警研特殊装備開発部主任なんじゃよ!』
「科警研って、沢口 靖子さんがいるところ?」
ボクの質問にに相棒が答える。「それは科捜研だ。科警研は警察庁直属の研究所のことだよ」
「へー、そうなんだ」
「ただ、特殊装備開発部なんてのも聞いたことがねーけどな」
今度は相棒の疑問に博士が答える。『特殊装備開発部というのは、お前さんに送ったアクセルフォン、そして、お前さんが変身した
「うん、確かに凄かったよ。相棒が特撮みたいにスーパーヒーローに変身しちゃうんだからさ」ボクは心から、そう思った。
「ちょっと待て」と、相棒が間に入る。「俺の変身アイテムはアンタの発明ってことだが、あのゴリラ人間は何なんだよ?もしかして、アンタが話していたニソっちが関わっていんのか?」
ここで、博士はそれまでとは打って変わって冷静なトーンで話し出した。『そうじゃ。お前さんが戦ったゴリラ人間――オランウータン[[rb:獣機 > じゅうき]]はニソっちが産み出したモノなんじゃよ』
「やっぱり、そうだったんだな」相棒も神妙な面持ちになる。
博士は話を続ける。『ワシとニソっちは人間の身体能力を飛躍させるパワードスーツ“超電人”の開発を進めていたんじゃ。そして、超電人のエネルギー源となるチェンブレムの開発までは出来たんじゃが、あることをキッカケに仲違いして以来、ニソっちとは音信不通だったんじゃ』
ここで、今度は清麿さんが話し始めた。「そして、数年前、探偵局の設立が動き出したころ、表向きにはなっていませんが用水路に複数の身元不明の死体が浮かんでいる状態で発見されました。それらの遺体は全て体の一部が機械化していたんです」
「体の一部が機械になっているって、昨日のゴリラ人間と一緒じゃん!」話を聞いてボクは声を上げた。
「ええ、それらの遺体を解剖したところ、謎の装置が発見されたんです」
「それがチェンブレムだったのか?」と、相棒が聞く。
「そうです。ただ、それが何の装置なのかは分からなかったため、全国の研究機関を訪問する中、風変わりな研究をしている科学者がいるという噂を聞いて、アイザック博士の元を訪れたんです」
再び博士が話し始めた。『立風館クンが尋ねたときは驚いたぞい。ニソっちはチェンブレムを人体に直接、埋め込むという危険な実験を始めようとしたことを思い出して、すぐに彼の仕業じゃと分かったんじゃよ。・・・・・・恥ずかしい話じゃが、その頃のワシは借金まみれで、研究所とは呼べない廃工場に住んでいたんじゃよ。探偵クンが変身した零號機はそのときに開発した物でな。あれを造るのは苦労の連続じゃったぞー!借金と失敗を重ねて、泣く泣くワシの唯一の愛車である可愛いオンボロの光岡・ビュートを解体したんじゃからなー!』
「だから、あんなに小汚ねーのか」相棒が不機嫌な顔になる。
「そして、ニソっちの生み出した怪物――獣機への対抗手段として、博士の超電人を取り入れることにしたんです」と、清麿さん。
『ニソっちの悪行は元同僚として見過ごすわけにはいかんからの・・・・・・』
「この先も、昨日みたいな事件は起こるの?」
ボクの質問に清麿さんは真剣な眼差しで答える。「起こる可能性が高いですね。今後、昨夜のような獣機が絡む事件は増えていくと考えています。ですから、先生には〈探偵局〉の顧問となってもらい、獣機絡みの事件を私たちと捜査してほしいんです。どうか、協力してください。お願いします」
深く頭を下げる清麿さんにボクは力強く答える。「勿論だよ。人を怪物なんかにするような奴らは許せないし、また昨日みたいな事件を起こされちゃ適わないよ。ね、相棒?」
ボクがそう言うも、相棒は無反応だった。少し間を開けて、葉巻をスウゥッと深く吸うと清麿さんの顔に向かって、大量の煙を吐き出すという失礼極まりない行動に出た。
煙をモロに喰らった清麿さんは、ゲホッゲホッと咳き込んだ。
あまりにも酷い仕打ちにボクはカチンときた。「ちょっと、何やってんだよ!」
「ああ?分かんなかったか?今のは『いやだね』って意味だよ」と、相棒は不貞腐れた態度で言う。
「何言ってんのさ。今の話、聞いてた?人が怪物にされているうえに、死んじゃっているんだよ?昨日は怪物が大勢の人を襲っているし、そんなことをしている奴らを野放しにしていいワケないだろ」
清麿さんも取りなおす。「そうですよ。ニソっちの研究を食い止めるには、ぜひとも先生のお力添えが必要なんです」
これだけ言われても、相棒はブスッとした態度を直さない。
「俺はケーサツが反吐が出るくらい大っ嫌いなんだよ。だから、サツの手先になるなんてまっぴらだね。第一、何で俺がバケモンなんかと戦わなきゃなんねーんだ?そんなもん、機動隊とかSATの仕事じゃねーか」
「それは・・・・・・」と、清麿さんは渋い顔をする。「特殊部隊員でも超電人と適応する人間がいなかったんですよ。それで、探偵局長の強い推薦で先生なら使いこなせるかもということで、探偵局が取り扱う事になったわけでして・・・・・・」
清麿さんが話し終わるか終らないかぐらいで、相棒は話を進めた。「二つ目にバケモンなんかと戦うとしてもだ、それなりの謝礼金は出すんだろーな?」
「ちょっと、人の命がかかってんのに、お金を要求すんのかよ?」
「ケーサツ屋さんだって、街を守って給料を貰ってんだぞ。オマケにバケモンと命がけの戦いをしなきゃならないんだったら、それなりの金を貰ってもバチは当たらねーだろーが」
清麿さんは相棒の暴論にも、冷静に対応した。「勿論、先生には顧問料は支払います。それなら、文句はないでしょう?」
これなら、相棒も承諾するだろうと思ったけど、まだ、納得いかないようだ。
「あー、でも、あれだな。ケーサツの金は善良な市民の税金だからな。俺が払った金を戻されても、サツの使いっぱしりになるのはゴメンだわ。第一、あんなオンボロスーツじゃカッコつかねーわな」」
そう言いながら、相棒はズボンのポケットから取り出したアクセルフォンをボクの胸の谷間に挟み込んきたので、顔が熱くなった。
「ちょっと!ボクのオッパイはポケットじゃないぞ!」
だけど、相棒はボクを無視して事務所を出たので、後を追うように飛び出した。「相棒、どこ行くんだよ?」
「パ~~~チンコーッ!」
相棒が小学生レベルの下ネタをかましたので、ボクの顔は怒りと羞恥で真っ赤になっていただろう。「相棒のスケベー!全財産、すっちまえー!」
「吸うのは、お前のオッパイにしとくよーだ」相棒は、またも超サイテーな下ネタで返した。
「アホーっ!どっか行っちまえー!」
今度こそ、本気で怒鳴ると、相棒は逃げるように走り出した。まるで、『となりのトトロ』のおばあちゃんに怒られたカンタのように。
「ったく、あんなオッパイ星人なんかに期待したボクがバカだったよ」
「吾蘭さんの言うとおりですね」と、さっきとは打って変わって、清麿さんが顔をしかめていた。「報告書にもありましたが、まさか、あれほど不真面目な人物だったとは・・・・・・」
「報告書って?」ボクは聞き返した。
「先せ――大伝羽さんの経歴をまとめた書類には、八年まえに巴里市に突然現れて、何度もギャングを相手に喧嘩をしては巴里署少年係の毒島警部補に補導されて、その後、紆余曲折あって吾蘭さんのご両親が経営する店のガレージで探偵事務所を開いた――とありました」
清麿さんは頭を横に振りながら溜め息を吐く。「局長も見る目がありませんね。あんな男を顧問に選ぶなんて」
『じゃがのー』と、ここで蚊帳の外だった博士の声が清麿さんのケータイから、再度聞こえた。『昨日の戦いを二人も見たじゃろう?初めての戦いで五体の獣機を倒せる人間は、なかなかおらんぞ。性格はともかく、戦闘力は高く評価してもええじゃろ』
「そう言われましても、警察組織の協力者がああいう人間では・・・・・・」清麿さんは、両腕を組んで眉間に皺を寄せる。
その時、清麿さんのケータイから着信音が鳴った。
「はい。立風館です」電話に出て数秒で清麿さんの顔色が変わった。「え?巴里署に?」
* * *
錘は警察病院の廊下を歩いていた。
受付で聞いた病室に入ると、左目や腕など体中のいたるところに、包帯を巻かれたミイラ男のような
「いけません、毒島さん。まだ、外に出られる状態じゃないんですよ」
看護師に注意されるも、悪鬼は悪態をつく。「いいじゃねえか。病院には喫煙所がねえから、外で吸いたいんだよ」
「ここは外でも禁煙です。煙草自体、体には悪いんですからね」
「俺は葉巻しか吸わねーから肺は真っ白だ」
悪鬼と看護師の小競り合いに、錘が割って入る。「お取込み中のトコ悪いけどよ、いい歳したオヤジがガキみたいに駄々こねてんじゃーねよ。とっつあん」
「おう、錘公じゃねーか」錘に気付いた悪鬼が顔を向けた。
困り顔の看護師が錘に駆け寄る。「息子さんからも言ってください。毒島さん、煙草を吸うって聞かなくて・・・・・・」
「んー、言ってやりたいけど、俺はその人の息子じゃないからなー」
錘の返事に、看護師は顔を赤くした。「失礼しました。毒島さんをとっつあんと呼ぶから、てっきり息子さんかと・・・・・・」
「お気になさらずー。とっつあんと話があるんで二人にしてもらえますか?」
そう言われると、看護師は気まずそうに病室を出る。
「今のネーちゃんは、Fってとこかな?」錘はだらしなく鼻の下を伸ばす。
「コラ、どこ見てんだ」
「オッパイに決まってんだろ。言わなくても分かってるくせによ」
「俺より、お前の方がガキだな」やれやれと、悪鬼は
パイプ椅子をベッドの傍に置くと、錘が座った。「とっつあん、怪我の具合はどうなんだよ?」
「ん?ああ。瓦礫の下敷きになったのによ、全治二週間だそうだ。医者が驚いてたぜ」
「マジか」錘は目を丸くした。「大したもんだな。流石は、とっつあんだぜ」
「当たり前だ。普段から鍛えてるからよ」
「だな」
ハハハと、錘と悪鬼は軽く笑った。
ふと、急に悪鬼が遠くを見つめるような目をする。「いつだったかな。お前が、この街に現れた頃に、毎日のようにギャング相手に一人で喧嘩して、その度に俺が補導する――。その繰り返しが続く日があったよな」
「その節は大変すいませんでした」錘は平謝りした。
「で、あるとき、人が倒れているって通報があったから駆けつけてみりゃ、お前がズタボロになってたんだ。あん時ゃ驚いたぜ」
錘が気恥ずかしそうな顔になる。「覚えてるよ。俺がブチのめした連中に闇討ちされたんだ。野次馬も駆けつけた警官も俺みたいな札付きのワルがやられてんのを冷ややかな目で見ていたのに、とっつあんだけは俺を本気で心配してくれたっけ」
「で、お前を病院に連れて行って治療を受けさせたんだよな。費用は俺持ちでよ」
錘も悪鬼と同じく遠い目をする。「時間を見つけては、とっつあんが見舞いに来てくれたっけな。あン時は惨めにやられた俺を見て笑ってんだと思ってたけど、段々、そのおせっかいが待ち遠しかったっけ」
「・・・・・・・つい何年か前の話だけど、もう随分昔のように感じるよ」
「そりゃ、とっつあんが歳を取ったってことなんじゃねーの?」錘が冷やかす。
「そうかもしれねえな。あのときに比べりゃ、オツムもだいぶ、寂しくなっちまったしよ」
悪鬼が自分の頭を撫で回しながら自虐すると、二人は再度、笑った。
少し沈黙が流れて、錘は顔に暗い影を落とした。「・・・・・・とっつあん、本当に悪かったよ。俺を庇ったばっかりに、こんなことになっちまって。俺が依頼を受けてなきゃ、とっつあんがこうならなかったのに・・・・・」
項垂れる錘の頭を悪鬼が大きな手でガッシリ掴むと上に向けた。
「言っただろ。気にすんなって。お前を助けたから、
錘は目を丸くした。「とっつあん。何があったのか知ってんのか?」
「気絶したあと、何とか意識を取り戻して這って店の外に出たら、ちょうど怪物を倒し終わったところで、お前が元の姿に戻るところを見たんだよ。驚いて、また気絶しちまったけどな」
悪鬼は携帯電話を取り出した。「夢かと思ったけど、昨日の騒ぎを動画で撮っている野次馬がいたみたいでな、街中緑色のヒーローの話で持ち切りだぜ」
画面には零號機とオランウータン獣機たちの戦う様子が動画で流れている。
「ここも撮られていたのか・・・・・・」錘は愕然とした。
「それに、さっき後輩が見舞いに来たんだが、署には探偵局とかいう警察庁の人間が来て、お前は顧問探偵になったんだってな?不良探偵が警察庁のお抱えなんて大出世じゃねーか」
「その話だけどよ・・・・・・」錘は申し訳なさそうな顔をする。「断ったんだよ。とっつあんのことは尊敬しているけど、俺はケーサツの手先になるなんてゴメンだ。俺がバケモンと関わって、また誰かが傷つくのは耐えらんねーよ・・・・・・」
錘の頭を掴む悪鬼の手に力が入る。「いつまでも、ウダウダ言ってんじゃねェぞ。お前の警察嫌いは分かってるよ。けどな、警察に良いようにこき使われんのが気に食わなくても、
「それは・・・・・・」錘は言葉に詰まる。
「お嬢ちゃんだけじゃねえ。今のお前には守りたい人が大勢いるだろうが」
「でも、俺なんかには・・・・・・」錘には、まだ迷いがあるようだ。
「俺と出会ったころの勢いはどうした?不良少年Cなんて呼ばれていた頃のお前はナイフのようにギラギラ光っていたじゃねェか。そんなシケた面を見させられたら、入院が長引いちまうからよ、シャキッとしな、バカ息子」
「とっつあん・・・・・・」
「そら、分かったら、とっとと帰んな。俺は寝るのに忙しーんだよ」そう言いながら、悪鬼はゴロンと横になって、窓に顔を向けた。
悪鬼に促されたあと、病院から出た錘は当てもなく市内をトボトボと歩いていた。
――とっつあんには、ああ言われたけどよ。俺には出来ねえよ。ましてや、ケーサツの使いっパシリになるなんて・・・・・・――
錘が物思いにふけっていると、後ろから車が猛スピードで走ってくる音がした。振り返ると無人の光岡・BUBUクラシックSSKが錘の目の前に停まった。
周りの人々が何ごとかと集まるなか、車のスピーカーからアイザック博士のキンキン声が聞こえる。
『探偵クーーン!ワシからのプレゼント第二弾、BU《ブ》BU《ブ》シャーロックは、お気に召したかのーうッ?』
「ぶ、BUBUシャーロックぅ?」
錘はBUBUシャーロックに近づいてボンネットを触る。「しかし、スゲーな。無人で走る車を目の前で見るのは初めてだぜ」
『じゃろう?ワシほどの大天才にかかれば、これぐらいのことなんぞ朝飯前じゃ!ンガッハッハッハ!!』博士は声高らかに笑う。
錘は車に乗り込むと、上機嫌になった。「乗り心地も悪くないな。俺の車はバケモンに壊されたから、困っていたところだ。これで風俗にでも行くかな」
『そんな所より、いい行き先があるぞい。ワシが案内してやるわい』
博士の意味深げな言葉を聞いた瞬間、錘は咄嗟に車から降りようとしたが、シートベルトが自動で体に巻き付いた。
「ゲッ!やっぱり!」悪い予感は当たった。「ジジイ!どこに連れて行く気だよ?」
博士はバスガイド口調で話す。『ご案内しまーす!行き先は巴里警察署でーす。二体の獣機が署を占拠したようなので、取り押さえてくださーい。では、レットゥ・ゴーゥッ!』
博士が言い終わると、車のエンジンがかかり、マフラーから轟音と共に火を噴きだす勢いで急発進した。
「どわあーーっ‼何じゃこりゃーーっ⁉」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます