店に入ると夢魔(インキュバス)がお出迎え、

「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」そういうと奥の部屋に案内された。

「では、施術(せじゅつ)を始めます」

足から始まった。

「お客様、痛くないですか？」

身体が軽くなってきたと同時に精気も吸われている事に気づく。鏡越しに夢魔がニヤリと笑いそのまま意識を失った。

翌朝、店があった場所に干からびた若い裸の女性の遺体が倒れていた。その顔はとても安らかな顔をしていた。

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