第77話 後期終了

 後期は討伐訓練が中心となり、課題をクリアすれば新たな討伐先へ進み、クリア出来なければ同じ討伐先に再挑戦するか、学園に残って強化訓練をしてから再挑戦する事を繰り返すの。


 私達は、森林をクリアしてから次のダンジョン(RankC)へ向かってクリア。そして次のダンジョン(RankB)もクリアして、次の山脈(RankB)までクリアしたの。

 学園が想定する討伐訓練の最高難度をクリアしたので、次の討伐先はどうなるのかと思ってたけど、後期の討伐日程は終了して序列決定戦が始まったの。

 後期の序列決定戦は学年のみで、ここで下位になると下のクラスと入れ替え戦が行われて、負ければ降格する事になるの。

 私は戦わず序列1位のままだった…みんなが棄権したからね(汗)

 他のA班メンバーの序列は、セレン樣が2位、スレイン様が3位、ストラトスが4位、カンテラが5位と上位を独占したの♪


 全ての日程が終わって後期は終了したので、2ヶ月の休暇に入る事になるね♪


 今回の休暇はA班みんながスピカ市へ来る。きっと楽しい休暇になるんだろうな〜♪


§謎の双子視点§

「なんとかSクラスに上がれたな。」

「この学園って、武術有利すぎたろ?」

「あぁ、魔導士の俺達に序列戦は厳しかったな…お陰で少し武術の腕が上がったけどな。」

「さぁ、皇族2人と序列1位の可愛い子ちゃんを徹底的に調べるぞ。」

「バリオス伯爵のお陰で帝国に潜入出来たんだ、王国へ有益な情報を持ち帰らないとな。」


 AクラスからSクラスへ昇格した【ジャーメル】と【ジャーマル】の2人は、レオーネ王国と内通してるバリオス伯爵が手引したのだ。

 2人は王家直轄組織【刻】に所属する双子の魔導士である。


 この双子とバリオス伯爵の暗躍により、セレスティアの生活が激変する事になる…

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