第28話 治癒職選抜
起立した生徒は8人。
私とセレン様以外の生徒は次の通り。
ナイジェル・コリンズ(武術魔術)
ノバク・ストックトン(魔術)
マイケル・ランパート(武術魔術)
ハリー・ラシュホード(魔術)
デイビス・カーマイン(魔術)
ドミニク・ホームズ(武術魔術)
私は(武術魔術)で、セレン様は(魔術)だ。
単純に言えば魔術タイプの4人を選抜するのがベストだと思うけど、重要なのは治癒をする能力だから、能力の見極めをする事になったの。見極める為にわざわざ傷を付ける事なんて出来ないので、午後から上級生の模擬戦が行われる授業を見学する事になった。模擬戦で怪我を負った先輩を治癒して、個々の能力を確認する事になったの。
上級生の模擬戦なんて滅多に見れないので、武術の勉強にもなるから一石二鳥の見学になるね。
そこまで決まったところで、少し早いけど午前の授業は終了となった。
治癒職候補でコミュニケーションを取る為に。セレン様の提案で、中央食堂で話しながら食事をする事になったの。
話してみて判った事がある。
みんな治癒職に選抜されたい事だった。理由は将来を考えて、軍部へ進むなら貴重な治癒職は優遇される。同じく宮廷魔術士へ進んでも治癒職は優遇されるみたいなので、選抜されれば有能な治癒士として売り込めるって事ね!
この話し合いで治癒能力次第だけど、私は選抜から外れる事が出来ると確信したの♪
有意義な時間を過ごした後。
上級生の模擬戦を見学する為に、私達は闘技場へと向かったの。
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