第20話
うちの娘は
人見知りでシャイで
根は真面目で
でも家ではお喋りで(これは嘘)
優しいし友達思いなんです
仲良くしてあげてね☺️
とか何とか
ママが勝手にあたしの自己紹介済ませちゃったりね
いつもこんなんで
あたしが出来ないこと増えちゃってる
そんなママの好意的な?
弊害まみれの植民地政策によって
あたしは年相応に振る舞えなくなってて
クラスメイトとのバイタリティーの差に
驚き嘆いて
歳を重ねるごとに
コミュ障確定
これ
もう今更友達なんて作れるわけないじゃん
だからね
ママの『右ならえ!よそのうちに!』
に対して
『うちはうち よそはよそ』
って反抗してるのに
シドロモドロしながら誤魔化したり
的外れな落胆ぶりを見せられて
ほんとにママ
気付いてないのね
っていうかもう気付かないよね
ママの子育てに『筋』が通ってないのがそもそもの原因なのに
まるでスポーツ選手が
膨大な練習量に
不安をかき消すかのように
『娘が立派に育つように、やれることはなんでもやってあげてるつもりです!!』
って右にならえの
ひとりよがりの愛情?教育?を
注ぎ込まれる身にもなれ
あたしの成長を妨げる
ママの過度な『子育て』は
『圧力』
通り越して
あたしの心には
もはやどこかの国のように
『威嚇&脅威』
でしかない
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