漫画家のアシスタントは本当に楽しかった
人生振り返って見ても、やっぱりアシスタントをしてた時が一番楽しかったなーと思います。
だって、好きな漫画に関われるんだよ?
私の書いた枠線とか、集中線とか、服の柄とか、苦労して削ったトーンが印刷されて雑誌に載るんだよ?
すごくね?
あと、私がいたところはご飯付きなんだ。
昼食はセイコーマートで好きなもの(デザート付き、飲み物も自由)、遅くなったら夕食は美味しい中華かそば屋の出前やで?(たまに洋食の日もあったな)
お世話になってたS先生は、現在はもうアシスタントが必要なほどの仕事量じゃないので、お一人で作業していて、もう私の出番はありません。
だから、生まれたのが都会だったらなーって、思うことがあります。
田舎なので、こんな機会は滅多にあることじゃないんですよ。
漫画家先生がすぐに行ける場所にいないんだもの。
S先生と、もう一人一度だけヘルプで行ったことがありますが、何せこちら北海道。
同じ市町村内といっても遠いのです。
S先生のお家は、車で10分くらい……夏場は自転車で通っていて、ヘルプで一度行ったところは車でも多分40分以上かかるんじゃないかな?
さすがに遠いし、道もわからなかったので、その時は送ってもらいましたが……
もっと近所に漫画家いたらいいのに……と、まぁ思うわけです。
まぁ、私がお家を知らないだけで、実は他にも何名か有名な方が住んでいるらしいのですがね。
あと年のかなり離れた従兄弟がいるのですが、その同級生が有名な少年漫画家だって話を聞いたことがあります。
その話を聞いた時は少年漫画に精通していたわけでもなかったので、名前や作品名を聞いても私に誰かわかりませんでした。
今考えたら、もしかして本当にすごく有名なあの方だったのかもしれません。
地元出身の漫画家さんの作品置いてるコーナーが書店にありまして……え、この人ここ出身なの!?ってなった人がいるんです。(確かアニメ化もされてるすごい人です)
今はデジタルで描かれる方が多いので、私なんて何の役にも立てないでしょうけど、もしまた機会があれば、やらせてくれないかなーと思ったり。
背景を描くとか、そういう大それたことは技量がないのでできませんが、トーン貼りとベタ塗りなら任せてくれ。
消しゴムかけでもいいし、トレーシングペーパー貼ってセリフ書くでもよし。
服の柄くらいなら任せてくれれも……
あ、ここホワイトっすか? お安い御用です、先生!!
いつか、自分の書いた作品がコミカライズ……なんて話が来たら、実はアシスタントとしてちょっと雇って欲しい。
なんて密かに思っています。(その前に、書籍化の話が来ないと無理や)
今もそうなんですが、やっぱり何か集中して作業をしている時が一番幸せなんですよね。
飲むのも食べるのも、睡眠も全部わすれて、それだけに集中している時が本当に幸せです(体には悪いけど)
何かを作っている時が一番幸せ。
手先を動かしている時が、一番幸せなんです。
またいつか、あの幸せが来て欲しいなぁ……
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