【悪魔】異能力を授ける

鈴木、あいつだけはぜってーにゆるせねぇ!




なんであいつばかり勉強ができて、あいつばかり運動ができて、あいつばかり女の子にもてるのか。




一番ゆるせねぇのは、広瀬と付き合い始めた事だ。




小学生の頃からずっと好きだったのに。




広瀬と一番仲が良かったのは俺なのに。




あー、あいつ死んでくれねーかな。




いや、むしろやっちまうか。






・・・さすがにそれはダメか。






ん・・・?ランプ?なんだこれは。






「磨いてくれてありがとうご主人様」




な・・・なに!?






「出してくれたお礼に、異能力を一つ授けましょう。〇〇を殺したいと口に出してください。それだけで貴方は殺したい相手を殺すことができます。」






ま・・・まじか、嘘だろ?でもこの髭のおっさんこのランプから出てきたよな。


まさか、ランプの魔人・・・?






「ただし、殺した人の数につき、1時間あなたの寿命は減ります。そこだけは気を付けてくださいね」






それではと、魔人は消え去った。






おい、消えるの早いだろこら!






しかし、これが本当なら・・・






「俺は鈴木を殺したい」




その瞬間男は地に倒れ、二度と目覚めることは無かった。

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