激セマ昭和メモリーズ
真留女
第1話 序に変えて
ずっと長い間 見た事聞いた事を記録したいと思ってました。
多分 昭和~令和って 江戸と昭和くらい変化してて
それって公的資料も国家的内緒の資料も山ほどあるんでしょうけど
「俺のとは違うなあ」とずっと思ってたから
庶民の昭和を もっと残したいと思ってたから
だからあの頃の〝わたしのほんと〟を書きます
繰り返しますよ〝わたしのほんと〟です
例えば 昭和30年代に近所のおばちゃんから聞いた話
あそこ(戸山ヶ原)は昔 軍隊の練兵場があってね
騎兵隊が毎日毎日 馬に乗って訓練してたんだ
だから 地面は物凄く踏み固められてて
地震が来てもびくともしない 地震が来たらあそこに逃げな
この話を おばちゃんから真剣に聞かされたのは〝ほんと〟
3行目までも 〝ほんと〟
でも最後の行は明らかに マチガイ
でも おばちゃんには〝ほんと〟だった
真面目にそう言って聞かせる人がいっぱいいたのも〝ほんと〟
こんな〝ほんと〟を拾っていきたいんです だから
人の生命財産にかかわるようなマチガイ以外は笑ってスルーして下さい
まあ すべてが小粒ぞろい 小ネタばかりですが
「へ~」とか「そうそう」とか 一瞬感じてもらえればハッピーです
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます