第36話

こうして風磨と出会うことのなかった咲は

私との出会いを運命だと感じ、いつしか2人はお互いを生涯のパートナーに決めてお付き合いを始めるのでした。

とはならなかった!

ただ出会いを回避しただけだ。

咲を振り向かせなければならないのである。

咲は私のことをどう思っているのだろうか?

ただの男友達か?それとも気になる異性?

今咲の中の好感度はどのくらいある?

そんなことを考えていたら朝が来た。

咲と咲の友達と履修登録を一緒に行う約束で集まった。

途中広場で音楽が聞こえた。

サークル勧誘だ。

そうだった咲はこの演奏をきっかけにギター部に入るんだ。

風磨がいないがどうなるのだろう?

咲「なんか楽しい音が聴こえるね?聴きに行ってみていい?」

私「いいぞ?音楽はいいもんだからな」

広場に向かうとギター部が演奏をしていた。

ジ○リのメドレーを弾いていた。

そういえば咲はよくカントリーロードを歌っていた

私「カントリーロードっていい曲だよな」

ふと口が動く

咲「うん、大好き」

咲が微笑んだ。

この台詞を録音してないのを悔やんだ。

咲「私も弾いてみたら楽しくできるかな?」

私「楽しんじゃない?あの人達楽しそうだしね」

咲「そっか、そうだよね!」

少し間が空いて

咲「よし決めた!私ギターをやってみる!入部したいって伝えてくるね」

行動が早い

咲が入部するためギター部へとやってきた。

咲「すいません!2名入部希望なんですが」

私「ちょっと待て!勝手に決めるな!」

流れで勝手にギター部へと入部が決まった。

ここは変わらないのかよ…

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