ソウルクラッシュ3

第38話 新2030

　コロナが起きなかった2030年に赤木一馬はいた。

　ジップを見ていた。

『劇場版「時空の旅人たち」のシリーズ第三弾は、ファンタジー映画です。今回は、仲村トオルさんが王国の剣士役で出演します。上島竜兵さんが、彼の旅の仲間である冒険者役で登場します。

　小泉孝太郎さんは、悪役の魔王を演じます。寺島進さんは、魔法使いの役を演じます。豊川悦司さんは、精霊の王として出演します。

　反町隆史さんは、ドラゴンの飼い主の役で登場します。吉川元春さんは、冒険者たちの旅を支援する隠居の役で出演します。

　ルーズベルト大統領は、神々の都を守る神殿の役で出演します。そして、ウクライナは、エキストラとして登場します。

「時空の旅人たち」シリーズ第三弾は、王国の危機を救うために、剣士たちが旅をして、様々な冒険や戦いを繰り広げるファンタジー映画です』

　ある日、北茨城市で働く派遣社員の赤木一馬が、仕事帰りに公園でピクニックをしていました。突然、騒がしい声が聞こえ、一馬が向かった先には、近所の子どもたちと若者たちがケンカをしている様子がありました。

一馬：（近づいて言う）あんたたち、どういうことなんだ？何があったんだ？

若者：（舌打ちしながら）わかんねーよ、気にすんなって。

子どもたち：（泣きながら）あの人たち、怖かった…。

一馬：（声を荒げながら）お前たちは小学生ばっかりだろうが、こんなところにいたっていうことは、なんか問題起こしてんだろうが…。

若者：（一馬を返り討ちにしようとする）ほんと、おっさんうるせーんだよ。肩が凝るから席譲れとか言ってさ。

子どもたち：（一馬につかまって守られながら）ありがとう。

その瞬間、若者たちの友人が、交差点でトラックにはねられてしまいました。一馬たちも駆けつけると、若者たちはパニックに陥っていました。

一馬：（声をかけて）車を止めて、救急車を呼べ！なんかできること、手伝うから！

若者：（泣きながら）本当に…すみません…

一馬：（優しく言って）大丈夫だ。助け合えば何とかなる、俺たちでやってみよう。

この事件をきっかけに、一馬と若者たちの関係は変わっていきます。一馬が彼らと話すことで、彼らの人生に変化が起こり、そして、事件の真相に辿りついた時、彼らは自分たちが何をすべきかを理解し、正しい行動をとることができました。