第26話 水面下

ルーレットの針は10をさした。


「いえぇーい、10やー。」


といってみぞぐちはとんとんと自分の車を進めた。


「お、宝くじで1万円あたる!いぇーい、あ、でもその前に給料日か。」


みぞぐちは札束がセットされている部分に手をのばした。


「いやいや、君がとまったのは宝くじで1万当たるであって給料日ではないと思うよ。」


「いや、あのねあのね、給料日はとうりすぎても効果を発揮するんだよ。」


「えーwうそやろそれ。」


「いやいや、なら調べよっか?じゃ今ちょっと」


「あー分かった、分かったからもういいがそれならそれで。」


みぞぐちは一万円とサラリーマンの給料8000円をもぎとった。

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