探偵が好きなメンツが多すぎて推理を他所に話が弾む

 この怪文書には結局何が書かれているのか。

まずはそれを解き明かすのが重要な気がする。


「新聞とチラシから切り抜いて貼ってあるよな?」

元の新聞とチラシがあればヒントになるか……


「あ、ちなみに元の新聞とチラシはこれです。

部室のゴミ箱に捨ててありました」

妹ちゃんが今日の日付の新聞を見せる。


内部的な、そして、今日行われた犯行。

いや、犯人杜撰すぎだろ。


「これ、もしかして短歌だよね。

やっぱり、直が犯人じゃないの?」

「いや、なんでそうなる」


「え、先輩、普通に短歌詠まずにネタ的にしか詠んでいないし……」

「先輩は普段の言動を顧みたほうが良いと思います」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る