李元護他 爾朱栄がいた
「臣の家は代々お国に奉職して参り、近侍をも賜りました。北秀容は既に我が住まい、また
拓跋珪はその表明を受け入れた。
爾朱羽健らが住まう地には、かつて犬が地面を舐めていた箇所を掘ると甘い水が湧いた、と言う伝説のある泉があり、
爾朱羽健は
李元護,遼東襄平人。八世祖胤,晉司徒、廣陸侯。胤子順、璠及孫沉、志,皆有名宦。沉孫根,慕容寶中書監。根子後智等隨慕容德南渡河,居青州,數世無名位,三齊豪門多輕之。元護景明三年夏卒,年五十一。
王世弼,京兆霸城人也。劉裕滅姚泓,其祖父從裕南遷。世弼正光元年卒官。
江悅之,字彥和,濟陽考城人也。七世祖統,晉散騎常侍。劉淵、石勒之亂,南徙渡江。祖興之,父範之,並為劉裕所誅。悅之正始二年夏卒,年六十一。
(魏書71-1)
尒朱榮,字天寶,北秀容人也。其先居於尒朱川,因為氏焉。常領部落,世為酋帥。高祖羽健,登國初為領民酋長,率契胡武士千七百人從駕平晉陽,定中山。論功拜散騎常侍。以居秀容川,詔割方三百里封之,長為世業。太祖初以南秀容川原沃衍,欲令居之,羽健曰:「臣家世奉國,給侍左右。北秀容既在剗內,差近京師,豈以沃塉更遷遠地。」太祖許之。所居之處,曾有狗舐地,因而穿之,得甘泉焉,至今名狗舐泉。羽健,世祖時卒。榮永安三年死。時年三十八。
(魏書74-1)
祖瑩,字元珍,范陽遒人也。曾祖敏,仕慕容垂為平原太守。太祖定中山,賜爵安固子,拜尚書左丞。卒,贈并州刺史。祖嶷,字元達。以從征平原功,進爵為侯,位馮翊太守,贈幽州刺史。父季真,多識前言往行,位中書侍郎,卒於安遠將軍、鉅鹿太守。瑩天平初薨。
(魏書82-1)
「その他の人物の先祖」の中にしれっと交じる爾朱栄のご先祖、が結構分厚かった。さすがに書き残されるんですねー。他の人物たちの先祖だって残ってたでしょうけど、ならどれだけ史書に保管するに値するか、的なね。いやほんと全員分残していただきたいですが、選択と集中は必要ですよね。悲しいけど。
とは言えうちの領分は北魏黎明期なので、爾朱栄がいくら大物でもここまでなのだ。
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