第22話 祖父の思い出 〜連れていかれかけた話
祖父の思い出といったものの…実は、幼い頃の記憶で一番古いものが祖父の葬儀なんだよね
…と、いうことで、祖父存命中の思い出は家族に聞いた話ですな
自分が生まれたばかりの頃、鼻の形が祖父にそっくりだったそうで、「この子は鼻から産まれてきた」と言って可愛がってくれていたそうな
ご飯の時には、胡座を組んだ膝の上に座らせて一緒に食べていたんだとか
で、祖父の葬儀の少し後
自分は高熱を出して寝込んだのだが、熱が下がって目が覚めたときに、
「じーちゃんが雲の上からおいでおいでしてた」
と言ったので家族はぞっとしたんだそうな…
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