4 神界

ここは神界

現世とは少しズレた時空


だから普通の人間では来ることのできない場所。




『いけいけ』



そこにはゲームを楽しむ神がいた。


しかしそのゲームとは「現世に雷を落とす」というものだった。




つまりさっき匠に降ってきた雷の原因はこの神であった。




「おい。俺に雷を撃っていたのはお前か?」





『え?』

(なぜ人間がいる?ここに来れるはずがないのに)


『なんでここにおるのだ?お主は…』


「あ?ふざけるなよ?お前が雷を俺に撃って来るからだろうが」


『あ〜(もしかしてマズイ?)』



ダダダダダダ


複数の天使が駆け込んできた。


「「大丈夫ですか?神様」」



『ああ…なぜか人間がいる…捕えよ』


「「は」」


天使たちは白いローマ風の服を着ていたのに一瞬のうちに鎧と武器を手に持っていた


(は?意味わからん…いつの間に…どうやってんだ?)


「そう簡単に捕まるかよ」


しかし匠にもプライドがあった


それも500年続く伊丹流の免許皆伝そして正統継承者としてのプライドが



そして匠は言った。

「良いんだな?」


匠は…というか伊丹流は多対一を得意とする。そのため不思議な力を持っていたとしても勝てる。匠はそう考えていた。


しかし実際には匠……ではなく自称神を天使たちは捕まえ始めた


「神様。あんたは何をやってるんです?人間を1人殺しといてゲーム?ふざけないでもらえますか?」


『おい天使たちよ。神にm


バババババ


そして煙が消えた時匠の前には縄で縛られて土下座している神とその後ろに並ぶ天使たちであった。




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