12.世界に見えない君のカタチ
あの青い空に伸びている白い飛行機雲
見たこともない夢のかたちを示しているようで
君は大きく手を振った
太陽の日差しが君を未来に連れてくよ
もし世界に明日がないとしても
君はちぎれた日記帳に明日を記すんだ
私もそこに連れていってくれるかな
今日が私たちだけの世界の始まり
ひょっとしたら後ろを歩く誰かが
「どこに行こうとしてるんだ」って
君を指さして笑うかも知れない
でもそれが望んでいない未来だったとしても
君は今までの過去を全て生きてきたから
気にしないで前を見てこう叫ぶんだ
「あそこに僕の夢があるんだ」
夢のしっぽに手を伸ばして
一握りのかけらでもいいんだ
その掌の中にちぎれた何かが残っているのなら
一緒に夢を語ろう
私と君の見えない明日を見つめてさ
この青い空に消えていく白い雲があったとして
見たこともない色の空を見つけ出したとしたら
君は大きく声を上げる
太陽に負けない声が未来を作り出すよ
もし世界が昨日を捨てたとしても
君は薄れた日記帳に過去を綴るんだ
私もそこに目印書き記したから
今日が私たちだけの世界の始まり
ひょっとしたら前を歩く誰かが
「どこにも行けないんだよ」って
君を蹴り飛ばして笑うかも知れない
でもそれで傷ついた昨日があったとしても
君は明日を見つけられる目印があるから
気にしないで後ろを見てこう叫ぶんだ
「ここに僕の軌跡を残すんだ」
夢のしっぽに手を伸ばして
立ち上がらなくてもいいんだ
その掌をそっと優しく握ってくれる人がいる
一緒に傷を癒そう
私と君の見えない涙を拭ってさ
世界に見えない君のカタチが
私たちの中に姿を現す
その瞬間が
私たちの世界の始まりなんだ
夢のかけらを手に握りしめ
私たちの世界を走りだしてくよ
その掌の中で少しでも夢が輝きを残しているのなら
一緒に今を生きていこう
私と君の消えない明日を信じてさ
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