業藍衣の詩とエッセイ集

大勢の中での孤独

大勢の中で感じる孤独

心が消えてしまいそうなほど

寂しく

辛い

人がすぐ側にいるのに

まるで一人でいるような

心境に陥り

周りにいくら笑顔があっても

自分の中には

空虚な風が吹き抜けるだけ

何度話に加わろうと

こころみても何かが違う

自分だけが悩んでいる

そんな思いに囚われる

手をのばせば

触れる事の出来る距離にいる友人に

伝えたい言葉があっても

それを

口にしないまま

寂しさの塊が

私に降り積もり

あっという間に

埋もれてしまう

いつかこの寂しさの檻を壊し

孤独を越えて

誰かに想いを伝える

そして

みんなと共に生きる幸せを手に入れたい

今は出来ない事

かもしれないけれど

ひと言

自分の想いを

口にする事から

始めることが大切

大勢の中で

孤独を感じることもあるけれど

人々の温かさに

触れる事を恐れなければ

毎日を楽しく

生きていけるのかもしれない

諦めずに

行きたい方向へ進もう

明るい未来が待っている

とは限らないけれど

孤独を抱えたまま

進むことはない

大切な自分を見つけ出すためにも

大勢の中で孤独にならないように

心を開いていこう

間違いもたくさん犯しながら

自分と向き合って強く

生きる

それだけ