雨と憂鬱

傘を差しても


濡れるほどの


土砂降りの雨


出掛けなければ


いけないのに


雨が降っている


粒々の水が


傘をすり抜け


頬をつたい落ちる


からだの熱を


水滴に奪われたからなのか


憂鬱な気持ちが


心を支配する


激しい雨音が


おもくむねにひびく



気持ちが滲んで


見えなくなる


うつむきかげんに


歩いていると


一輪の花が視界にとまる


雨は私を憂鬱にする


けれどもうつむかずに


進もう


小さな花が雨に


打ち付けられても


負けないように


大きな夢に向かって


いるわけでは無いけれど


一歩


また一歩


と歩きながら


雨が降ってることを


感じ続ける


そうして


晴れ上がる瞬間には


きっと強い


自分がいる




はず




出掛けなければ


いけないのにのに


雨が降ってる


時には憂鬱になるけれど


決して諦めずに


自分の強さを信じて


歩きだそう


誰かが待つ


明日に向かって

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