詩集 境界線上

葉月楓羽

よつばのクローバー

よつば。

それは幸せ。

それは生命いのち

それは宝物。

それは明日。

それは傷痕。

それは美しさ。


美しさ。

それは心。

それは自然。

それは透明。

それは儚さ。

それは残酷さ。

それは終わり。


よつばは、

傷ついた

「みつば」


美しさは、

終わり―死―の

「象徴」


今、目の前でひとつの花が散る、

美しさ。

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